私の生理が始まった日。忘れもしない中学校の入学式の日だった。
母親は、「本当に今日はじまったの?」と私を疑った。
だけど、めでたいことに本当に、入学式の日だった。

中学生、高校生、専門学生と、生理と向き合ってきたが、生理周期になると、身体のだるさは感じるものの、生理痛等の症状に悩まされることのない体質だった。
生理痛でトイレにかけこむ友達をみて、学生時代いつも大変そうだなぁと他人ごとにおもっていたかもしれない。

生理前、私の顔に毎月必ずやってくる「ふ・き・で・も・の」

現在28歳。26歳を過ぎたころから、私にも生理への悩みが出ていた。
生理前(PMS時期)になると、こめかみや、鼻の下、顎のどこか1カ所に、ニキビがひとつできるようになった。ニキビができると、「あ……1週間後に生理くるな」。そんな合図だってことが最近分かってきた。
職場の人に相談すると、冗談で、「もうニキビじゃないですよ~、ふ・き・で・も・の」と先輩に言われた。25歳までは、笑えていた。だけど、一気に現実を突き出された感じ。
そう……私の顔に毎月やってくるのは、「ふ・き・で・も・の」。ふきでものちゃんに、住民税を払ってほしいレベルだ。そんなことを言ってジョークに変えながら、生理と向き合っている。
これでも、PMS時期に近づいたら、毎日パックして、お肌のケアをいつもより念入りにして、真剣に向き合っているのだ。それでも、奴はやってくる。
ふ・き・で・も・の。
そしてもうひとつ、生理前になると止まらないことがある。それは暴飲暴食。過食だ。
最近食欲やばいな……そう感じてカレンダーを見ると、「あ、生理1週間前だからか……まぁいっか」この「まぁいっか」が毒で、ついついお菓子やスイーツを次から次へと食べてしまう。
そして、1週間後にやってくる生理。
26歳を過ぎたころから、身体のだるさと1週間闘うことになる。
頭もいたいし、下半身がどうもだるい……。そして疲れやすい。
瓶入りの栄養ドリンクを2回は飲むかな。

愛する人との子どもも生んでみたい。そのために、今月もPMSと闘う

症状は人それぞれだと思うけど、女性にだけ訪れる生理。女性にだけ、経験できる生理なのかもしれないが、本当に男性にも経験してほしい。
「生理痛がひどいので休みます」「早退します」だなんていっても、まだまだ通用する世の中じゃない。
正直、顔にかいてある。生理くらい我慢しろよ……って。上司や男性たちは、まだまだ生理の辛さをしらないし、根性なしだなんて思われているんだろうな……。
仕事に情熱をかけて頑張っている分、そう思われることは本当に悔しい。
だからこそ、生理休暇をもっとカジュアルに認めてもらえる社会になってほしい。
生理で悩まされることは、正直多いけど、辛い生理があるからこそ、妊娠して出産できる神秘的な身体の作りであることは、女性としての特権なのかもしれないと考えるようにしている。だけどどうか、世の中の男性たちにもこの辛さを経験してほしい。
そして私は、今月もPMSと闘う。いつか、この身体で、愛する人との子どもも生んでみたい。そのために、今月も闘います。生理の辛さは、未来への投資なのかな……。
女性自身、自分自身を大切にするためにも、そうやって、できるだけポジティブに生理と向き合っていきたいな。