「『元気』になるためにしていること」は何だろう?と考えてみたが、私の場合は自力よりも他力で元気になることのほうが多いように思う。
悲しいことがあると、いつもなぐさめてくれる友達。自信を無くすと、元気付けてくれる会社の同僚――。いつでも私をちゃんと見ていてくれて、時にはパワーを与えてくれる人たちの存在が私の元気の秘訣である。
私の心を潤わせてくれる仲間。この存在はきっと有り難いものなのだろう
最初に打ち明けておくと、私は決して強い人間ではない。むしろ自分では、メンタルが弱い方なのではないかと思っている。
そんな性格のため、悩むことも多ければ壁にぶち当たってへこむことも日常茶飯事だ。
もちろん自分で悩み抜いて結論を見つけたりすることもある。しかしどうにもこうにもならない時はよりいっそう、周りの存在を大きく感じるのである。ここまで元気に生きて来られたのは、私を取り巻く世界のお陰なのだ。
いつも味方でいてくれる友達に救われた学生時代、私のことを心から大切にしてくれる仲間の存在に気付けた浪人時代。大学時代は、毎日通学するのがワクワクするような素敵な同志たちと出会った。
どの思い出のページをめくっても、辛い時や悲しい時に必ずと言っていいほど私の心を潤わせてくれた人がいて、楽しいことや嬉しいことは何倍にもして分かち合える仲間がいた。当たり前だと思っていたこの存在は、実はきっと有り難いものなのだろうと感じている。
上司や同僚、そして家族。私の元気の起爆剤は身近なところにもある
大学卒業後、社会人1年目は何かと大変だったが、今、私は親切な上司や同僚のお陰で、悩んだり壁にぶち当たっても元気に働くことができている。
私が元気が無い時すかさず声を掛けてくれる上司や、そっとメールをくれる同僚など、いつも本当にありがたいと思う。
また、仕事の内容もとても好きでやりがいを感じており、そこから元気やパワーをもらうことも多々あるのだ。仕事から元気をもらえているなんて、社会に出たばかりの頃の自分が聞いたら腰を抜かすに違いない。
加えて、家族の存在も、私が元気になるきっかけのうちの1つだ。
わが家は、現実的思考の父と、ポジティブ思考の母がいる。どちらからもらうアドバイスも的確で、相談したら心が元気になる。勉強で壁にぶち当たって悩んだ時、仕事で悔しい思いをした時、幾度となく励まされてきた。私の元気の起爆剤は、こんな身近なところにも転がっているのだ。
SNSで簡単に人と繋がれる昨今。狭くても深く人と付き合っていきたい
インターネットやSNSで簡単に知らない人と繋がることができる時代となり、浅く広く付き合うことも可能となった昨今。
しかし、私は人付き合いはたとえ狭くても、深いものであってほしいと願う。
なぜならば、自分の心が弱っている時やどうしようもない時に元気の源となるものは、うわべだけでなく心から寄り添ってくれる人たちの温もりだと思うからである。
これからもきっと、私は自分の周りの大切な人たちに「元気」をもらいながら生きていくのだろう。
そして同時に、私も周りの人たちが悩んだり辛い思いをしたときに「元気」の元となることができれば良いな、いや、そういう存在でありたいと強く思う。