今まで何人かの男性とお付き合いした中で、何度も運命を感じたし、一生この人と一緒にいたいとかいるんだろうとか考えたし、相手も同じ気持ちだった時期があった。
それなのに結果、全員に私はふられた。

「ずっと一緒」と話した彼と全員別れた結果、男性不信に陥っている

重いとか、付き合い始めた当初と変わってしまったとか、いろんなことを言われたり、中には体の関係をもてたらそれで満足だったのか音信不通のまま別れた男もいる。
この私の元カレたちは、今までずっと私にこう言ってきた。
「ずっと一緒にいたい」
「来年も再来年もずっと一緒だよ」
将来を見据えた話までしてきたのに、結果全員と別れている。あの時のあの言葉は嘘だったのか。私は軽く男性不信に陥っているようだ。
簡単には男性の言葉を信じられない。というよりむしろ信じることが恐怖に近い。
今の彼氏にも「ずっと一緒にいたい」とか「来年も一緒にいる」とか口では言われても、結局はどうなの?と思ってしまっている自分がいるみたいだ。
心の底からは信じられていないんだろう。だから、私は無意識のうちに彼とぎくしゃくしたり口論になったりすると、「別れた時に辛くなっちゃう」とか「職場での関係性が悪くなって仕事に支障をきたすかもしれない」(同じ職場で働いている彼と付き合っている)とか口走ってしまう自分がいる。
全く今の彼と別れたいとは思ってないのだけれど、彼から「いつも思っていたけれど、別れる前提で付き合っているの?俺はそんなことないよ」と言われたときに、いたたまれない気持ちになって彼をぎゅっと抱きしめて謝りたくなった。そして同時に抱きしめてもらいたくなった。

彼との幸せを願うなら、私自身が過去の何者かと戦い前に進まなければ

私にも彼にも当たり前だけれど過去があって、過去があって今の私たちがいるわけだが、彼に言われて気が付いた。なんだかんだ言って私はいまだに過去の何者かに縛られているのだと。
そして同時に思った。臆病者に恋なんてできない。もし形だけ恋したとしてもその恋は本物ではない。簡単に手に入ってしまう幸せは、それなりの価値しかなくて脆く崩れ落ちてしまう気がする。
苦しい気持ちや傷つくことから逃げていては本当の幸せは手に入らないだろう。過去のトラウマの影響力ってすごいんだなと痛感した。
過去の自分が傷ついた分だけ、今の彼と先に先に進むことが怖いけれど、怖がっていたら手に入れられるべき本来の幸せを手にすることができないまま、終わりを迎えてしまうかもしれない。この関係性が、壊れてしまうかもしれない。
過去と同じことが起きそうで怖い。怖いけれど彼とこれからの幸せを願うのならば、私自身が過去の何者かと戦って前に進まなければならない。ネガティブな思考は捨て去って、前向きに明るく幸せな二人の未来だけを見て生きていきたい。
コロナ禍だから行きたくてもいけないところ、会いたくても簡単には会えない休日がある。だからこそこんな風に思うこともあった。

「納得いくまで話せば問題もない」。彼のお陰でポジティブになれる

私にはせっかく彼氏ができたのに、コロナ禍でまともにデートもできていない。基本的には、長電話をしたりLINEをしたり、時々近くの公園でお散歩したり、付き合っているといってもそんな程度だ。
コロナ禍で先に先に進めなかったからこそ、私の中にいた過去のトラウマと向き合うことができた。ダメになってしまう前に気が付くことができた。
コロナ関連の考え方の相違が原因のギクシャクも正直ある。彼は、コロナがいつ収まるかなんてわからないから、旅行に行きたいというけれど、私はコロナが心配で前向きな気持ちにはなれない、というようなことだ。
でも今の私は、彼がこういう些細なすれ違いが起こるたびに「育ってきた環境が違うんだから仕方ない。そのたびに納得いくまで話せば何の問題もない」そう言ってくれたおかげで、なんだか救われた。これから何年も、一緒にいるんだから今は会えなくてもお互いが今できることをがんばろうって思えた。
こうやって彼のお陰でポジティブになれて、さらに幸せになれた気がする。