彼らを見ると、自分の小さな山ぐらい頑張ろうと思える
推しがいるって素晴らしい。
推しがいるだけで幸せになれるし、1人じゃ頑張れないことも頑張れたりする。
20代後半にして未だに、世間に忘れられてボロボロになった推しに遭遇して保護出来ないか、なんて本気で考えたりする。
私の推しは韓国のアイドル。
もうこれが可愛いのなんのって。SNSを通しておはようとおやすみを必ず私(とその他大勢のファン達)に向け言ってくれる。
ことあるごとに愛してると私(と、これまた大勢のファン達)に向け伝えてくれるし、いつも私(達)のことを最優先に考えてくれる。
睡眠時間もプライベートもなく頑張る彼らを見ると、自分の小さな山ぐらい頑張ろうと思えるし、彼らに今日も1日頑張ろう、なんて言われた日にはいつもの50倍ぐらいやる気になる。
中国語と韓国語の試験を受験したのも、きっかけは推しの話す言葉を理解したいが為だったし、時間前は彼らの動画を反復して見ては言葉を覚えた。
でも、「そんなの普通の彼氏でもいいじゃん!」そんな声が聞こえてきそうなので、現実の彼氏ではない人に恋する利点を3つあげようと思う。
推しに恋するメリット3点。これからも全力で惚気続ける
1.時間もお金も調整がきく。
ファンクラブに入ってとか、CDを何百枚も買ってともなれば話は別だが、非現実的である推しに対して、何をどれだけ使うか調整がきく。
今日はおやすみだから動画を一日中みて、来週はテストだから一切障るのをやめよう、という風に。
今月はライブに行くからグッズを買うけど、来月は彼らが表紙の雑誌を買うだけ。
自分の都合に合わせて好きな分だけ費やせるのが推しのいいところである。
逆に彼氏の場合は、お金がなくても彼の誕生日はやってくるし、ひと月放っておこうもんならお別れ問題になりかねない。
2.浮気が許される。
アイドルを初めて好きになったのは10年前。あれから何人を好きになっただろうか。
ひとグループでも、この人が好きだけど、この瞬間はこの人が好き!なんて瞬間もあるし、このグループのファンクラブに入っていることもあれば、気づけば違うグループのファンクラブ席にいたりもする。
かと思えばまた元のグループに舞い戻ってペンライトを振っていたり。
これが現実であれば私はとんでもない女だ。
あの子が好きと言った次の日には、この子が好きと言った矢先に昔の男の手を握っている。
こんな都合の良い浮気が許されるのも現実ではないが故。
3.同じテンションで話せる友達が出来る。
初対面であったとしても、年齢が離れていたとしても、〇〇君のここがかっこよくてとか、
聖地巡りしようという話になったり、同じグループや同じ人を好きだとそれはそれは話が盛り上がる。
好きな人の話をしている瞬間は何より楽しいし、それを同じテンションで話してくれる人がいるとそれはより一層。
仮にこれが彼氏だったとするならば、同じぐらい好きという時点で大問題だし、推しについて話す勢いで惚気ようもんなら友達を失いかねない。
現実的な彼氏がいればそれはそれで違った幸せもあるが、推しのくれる幸せはまた格別である。
推しのおかげでこのなんの変哲もない毎日が5倍は楽しくなっている。
私はきっと、結婚しても、お母さんになっても、おばあちゃんになっても、日々変わる推し達に力をもらい、全力で惚気続けるだろう。