今月もまた、爆裂に。インターネット通販アプリのポイントが付与された。
改めて確認してみると、私は2021年の上半期だけでも、30000ポイント以上を獲得していたらしい(これが同年代と比較して「爆裂」なのかは、実際のところわからないけれど)。
消費活動の際に付与されるポイントの恐ろしさを、ご存知だろうか
私は主婦だ。家族の消耗品などを買う際に付与されるポイントは、私の「元気」を支えている。私はポイントを貯めるのが好きなのだ。
しかし、上げて落とすようなことも、ここではハッキリと言わせていただこう。ポイントって案外、恐ろしさも秘めている。
ここからは「ポイント付与」というシステムを利用する上で、我々消費者が注意すべきことを、2つ紹介したい。
まずは1つめ。「ポイントは、実質以上のお得感を消費者に与える」のである。
私の場合は、こんな感じ。
まず、ものを買ったとき。
「やった~!これは後々○○ポイント還元される商品だから、○○円引きで買えたっていうことだよね!」
と、企業の手の平の上で、小躍りする。
そして後日、還元されたポイントを使うとき。
「やった~!こないだのポイントを使って、○○円引きになっちゃった!」
と、またもや喜び勇んで、小躍りする(再放送)。
……お分かりいただけただろうか。実際に得した分の2倍、時にはそれ以上に、私はポイントに躍らされているのだ……(本当によくある怖い話)。
ケチじゃなくて、ポイントを「元気の先取り貯金」と位置付けている
そして2つめ。「ポイント目当てで買い物をしていると、浪費してしまうリスクがある」ということも、忘れてはいけない。
「お得」を求めて奔走する主婦達は、まるで狩人。東にポイント5倍のスーパーがあれば、ママチャリで駆けつけて。西にポイント支払いのできるファミレスがあれば、子どもたちを連れて出掛けていく。
そんな慌ただしい生活の中で、うっかり冷静さを欠いて、買い物リスト外のもの(おやつとかおやつとか)に、手を出してしまったりするのは、きっと私だけではないだろう(と信じたい)。
これは仕方のない出費なのだろうか。本当の「お得」とは、一体何なのか。自問自答したくもなる…(大反省)。
また別の日には、フードコートにて。「お得」の範疇を少し(かなり)越えているなと思いつつ、うどんに、いつも以上のトッピング(えび天)。お子さまうどんには、お稲荷さんもつけちゃう。お支払いはもちろん、ポイントで。
「ここでデザートは買わないよ(だって割高だから)!代わりにコンビニ寄って帰ろっか(ポイント支払い)」
あぁ、なんて健気なんだろうか……。私は「ドケチ」というほどではないけれど、「お得」という言葉にはすこぶる弱い。だからこそ、小さな幸せを、明日を生きるための「元気」を、ポイントという形で「先取り貯金」しているんですよね……(遠い目)。
現金を出すほどでもと思う壁を、ポイントがあれば簡単に超えられる
「あ~今日はご飯作りたくないなぁ」
「あ~子どもがやいのやいの言い出した。困った。困り果てた」
なんて思ったときに、私はポイントを使う。 つまりこれは私が、生活必需品「以外」を手に入れたい時に、ポイントを使っているということなのである。
現金を出すほどではないと思って、耐えてしまうハードルがあったとしても。ポイントがあれば、そのハードルは簡単に越えられる。
私は自分の「元気」のために、30000円の現金を貯めることはできない。でも、ポイントならば。楽しみながら「先取り貯金」できるのだ。
そんなわけで今日も私は、ポイントアプリの入ったスマホを握りしめて、近所のコンビニへ出かけて行く。そして、ちょっとリッチな期間限定のアイスを、お疲れ気味な自分にプレゼントしてあげよう。
あ、お支払方法ですか?
「ポイントでお願いします!」