私が元気のためにしていることは、ピアノを弾くことだ。上手くはないが趣味として弾いている。人が演奏しているのをYouTubeで見るのも好きだ。
子供の頃は、まさかピアノが好きになるとは思いもしなかった。

人生初の習い事ピアノは、外遊びが気になりながらゆるく続けた

人生初の習い事として保育園の時にピアノを習い始めた。習い始めたときのことは全然覚えていない。自分からやりたいと言ってないと思うけど、嫌々始めたという感じでもなかった気がする。
お母さんは体育会系で、そこまでピアノを弾けるようになってほしいとは思っていなかったけど、とりあえず定番的な習い事として始めたっぽい。
家から離れたところにはスパルタで有名なピアノ教室があったが、そこそこ近いところに通った。先生もスパルタ度低めでゆるい感じだった。あまり練習することなく行くことも多かった。当時は外遊びをすることが多く、誘われたらピアノ教室に行く寸前まで遊んでいて慌てて行くこともあった。
人からどう思われているかが気になってしまうため、断れないという部分もあった。ピアノが上手になることより、そっちのほうが気になった。でも先生にも親にも別に怒られなかった。というかそんなに期待されてなかった。
週に1回30分のレッスンをゆるく続けた。
クラッシックが楽しいという感覚もなかったけどコンクールに出たりしていない分、トラウマになってしまうこともなかった(ガチガチにやりすぎて嫌になるというパターンも聞いたこどある……)。
お母さんは「エリーゼのためにを弾けたらいいよ」という感じでピアノに関してはゆるかった(違う点では厳しい!)。

ハマらず辞めたピアノの魅力を、感じさせてくれたYouTube

小学校卒業と同時に教室に通うのを辞めた。別の習い事も辞めた。
当時は別の習い事の方がちゃんとしようと取り組んでいたが心機一転したいと思ったし、周りもそういう人が多かった。中学生からは運動部に入って塾に通うようになった。
ピアノは全くハマってなかったし、下手くそと自覚していたため、未練は全くなかった。
中学生の時に、YouTubeでJpopをピアノで弾いているのを見て「こんな感じで弾けたらいいな~」と思うようになった。
今でこそピアノ系YouTuberが確立されているが、当時はそうでもなかった。YouTubeを見てる子はまあまあいたけど、ピアノを見てるっていうのは聞いたことなかった。
編集されていないピアノの演奏動画をそのまま投稿しているシンプルな動画だったが、魅力を感じた。
高校生になり、文化系の部活に入り時間に余裕ができた。Jpopをピアノで弾くことが趣味になった。
卒業後進学で一人暮らしを始めるときには電子ピアノを買って持って行った。気づいたらピアノを弾くことが好きになっていた。ピアノを弾くのが好きになっていくと、ちゃんと練習して続けておけばよかったと思うようになった。下手なことが気になるようになった。

ピアノを弾けるかどうかで、精神の度合いがわかるバロメーターがわり

コロナ禍の今、ピアノは家で1人で楽しめるのでピッタリだと思う。
ピアノを習うのが、時間の無駄だったかもしれないと思うこともあったけど、今となっては習っておいて良かったと思う。
ただ本当に元気がない時はピアノも弾けなくなるし、音楽も聴けなくなる。無理やり弾くと急ぎ足になってる。
そうなった時は何もしない。時間がが解決するのを待つ。
自分の精神面の度合いがピアノを弾けるかどうかで分かるからバロメーターがわりにもなっている。
できる限りピアノが弾けるメンタルを保てるようにしたい。