朝、目が覚めて、「今日は元気!絶好調!」と思えるような日って、年に何回くらいありますか?
毎日?月の半分?週に1回?
私の場合は……朝から元気な日って、年に1~2回あればマシな方です。
基本的には、朝から晩まで、とにかくダルくてやる気が出ない。子どもの幼稚園がある日はなんとか起き上がって支度をしますが、休日はリビングで遊ぶ子どもたちを横目に1日中ソファーでぐったり、なんてことも、よくあります。
生きる中で自分なりの、やる気スイッチを入れていることに気付いた
そもそも、「元気」ってどんな状態のことを指すのでしょうか?
辞書を引いてみると、「元気」とは、①体の調子がよいこと。②活動のもとになる気力。また、それがあふれている感じであること。と、書いてあります。
①の体調が良いイコール「元気」については理解できるとして、②の「活動のもとになる気力」って具体的に、どういう意味なのでしょう?
今度は「気力」という単語を調べてみたところ、「物事をなしとげようとする精神の力」と、書いてありました。
つまり、②の意味で「元気」があるというのは、いわゆる「やる気スイッチ」が入っている状態を指しているようです。
年中テンションが低く、持ち前のやる気なんてゼロに等しい私ですが、日々の暮らしをなんとかこなしていくために、自分なりの「やる気スイッチ」の入れ方を模索してきました。
今回はその中から、最近発明した「デリバリータイマー・テクニック」という方法をお伝えしたいと思います。
料理が届くまでの間、思いついたタスクをこなすテクニックがある
例えば、とある休日。元気がなくて、布団から出られない。本当はやらなきゃいけないことがたくさんあるのに、スマホをいじるのをやめられない。気がつけば、もうすぐお昼。ごはん、作りたくないな。
そんな時はとりあえず、UberEatsなどのデリバリーフードサービスで、気に入ったメニューを注文します。
そうしたら、料理が届くまでの間、思いついたタスクをとにかく無心でこなすのです。
これが、「デリバリータイマー・テクニック」。タイマーをセットするように、とりあえず食事を頼んでしまう。無理矢理に制限時間を設けて、その間だけひたすら頑張ってみる。
大仰なタイトルの割にしょうもないライフハックですが、これが意外と効くんです。
配達にかかる時間は、およそ30分。ダラダラ過ごせば一瞬で過ぎ去るような時間ですが、集中して動けば、意外と沢山のことができてしまいます。
まず、気合を入れて起き上がる。そうしたら、着替える。顔を洗う。洗濯機を回す。掃除機をかけてみる。溜まった食器があれば洗う。などなど、とにかく思いつくままにタスクをこなしていくと、そのうちピンポーンとチャイムがなって、頼んだ食事が届きます。食べ終わると、さっきまでやりかけだったことが気になって、作業を再開したくなる。
気がつけば「やる気スイッチ」が入っていて、さっきまで山積みだった面倒ごとが、すっかり片付いているのです。
ネガティブな気持ちを認めたうえでやる気スイッチを押してみよう
もちろん、料理を頼んでみたものの結局なにも手につかず、届いたごはんを食べ終えて、また布団に潜り込みたくなる場合もあります。
そんな時には、心や体が本当に疲れ切っているのだと判断して、無理にやる気を出さず、ゆっくり休むことにしています。
このテクニックに限らず、「やる気スイッチ」を入れる上で大切なのは、「ダルいな」「面倒くさいな」という自分のネガティブな気持ちを認めた上で、一旦置いておくことです。
そして、抱えているタスクをとにかく最小単位まで切り分けて、ハードルをひたすら下げて、ちょっとだけ手をつけてみるのです。
そうやって動き出せば案外、元気って湧いてくるのかもしれません。