買うものはメモしてきた。行く順序やルートまで決めてある。久々に町の中心地に降り立った。いつも買い物は近所で済ませてきたので、ここへ来るのはしばらくぶりだ。
外出は出来る限り短時間で済ませる。買うものは先に考えておいて、下調べもして、行って見て買うだけにしておく。目当てのものがなければ、すぐに帰る。見つけてもイマイチだなと思えば、そのまま店を出る。
世の中にはいろんな自粛の形があるけど、マイペースに頑張っている
買い物自体は我慢しない。欲しいものは買いに行く。ただし、市外へは出ない。旅行と外食は我慢しているが、友達からの誘いはないから、友達と遊びに行くという発想はなかった。多分しばらくは誰も誘ってこない。今のところ「コロナが収まったら会いたいね」という話しか出てこない。皆頑張っている。世の中にはいろんな人がいるけれど、私は出来るだけ頑張ろう。
ちなみに、海外旅行にはめちゃくちゃ行きたいので、行きたい欲が強くなったら語学の勉強をするつもりだ。参考書も買ってある。しかしまだ参考書の活躍の機会はないようだ。
国内旅行だったら、温泉やグルメを楽しみたいので、ストレスになりそうになったら、頂き物の入浴剤やお取り寄せグルメを試せばいいと思っているが、お取り寄せは何度かしたものの、入浴剤は手付かずだ。何かを堪能する楽しみもいいけれど、今はマイペースなりにも自分の成長を楽しみにしている。
自粛はしんどいから、できるだけ楽しく過ごせるよう工夫している
暇だなと思ったお盆。ちょっと外に出ようとか、帰省しようと思う人がいるのも頷けた。私はいつも通り過ごしたし、下宿中の弟も当たり前のように帰ってこなかったけれど、これは世間では当たり前ではなくなってしまっているらしい。私は仕事で外に出てはうんざりしていた。
まぁ気持ちはわかる。わかるくらいには私もしんどいから、出来るだけ楽しく過ごせるよう自分を振り返る時期にしたり、新たな経験や知識を増やせるよう家でできる新しいことに挑戦したり、本を読んだりしている。
本当は喫茶店にも立ち寄りたかったが、目当てのものを買い求めたら、そのまま帰路に着いた。先日は、15分で2冊の本を買った。一応事前に調べておいたところもあったが、直感を頼りに本を買うのは面白かった。喫茶店に行けないなら、家で喫茶店気分を味わえばいいと、本を買った。図書館でもいくつか借りている。
読み物さえそろえれば十分だ。家にはちょっといい焙煎所の珈琲豆に、紅茶と抹茶にココアもある。テイクアウトを始めた喫茶店もあるから、そこで珈琲を買うのもいいだろう。お気に入りのタンブラーを持って行くのもいい。今の時期、抹茶ラテなんかもたまらない。本はちょっと贅沢をしたけれど、たまにはいいじゃないか。
料理に読書、セルフマッサージ。家の中にも楽しいことがたくさんある
少しだけこだわったスケジュール帳は、もはやノート代わり。本革製ということで、長く使える。最近部品を買い換えた万年筆は調子も良い。新しく買った黒に近い青色のインクも可愛い。他のインク瓶も買おうかと悩んでしまう。家の中でも、ちょっとした高級感を味わえる。
全身のセルフマッサージの本を買ったので、それを読んで体をほぐすこともしている。体が軽くなったし、さぼったらまた顔がむくみだした。効果はかなりあるらしい。今のうちにきれいになっておこうと、意気込んでいる。
「仕事では外に出るのに、休日は外に出られないのはバカバカしい」なんて思わずに済むよう、楽しみをたくさん仕入れてきた。最近の外出はもう、お家時間を楽しむための材料を仕入れることになっている。
何もしない休日は、時間を無駄にした感じがして、虚しくなる。1つのことだけしかしない休日も、それが好きなことで没頭できたのならいいけれど、そうでないのならやはり虚しい。だからいろんなことをする。料理だったり、読書だったり、マッサージやストレッチだったり、考えたことをメモにまとめたり。楽しいことがたくさんあると、外出で楽しむ必要はなくなってくる。
周りの人はサイクリングやジョギングや手芸、パズルなどで楽しんでいるようだ。いろんな楽しみ方がある。
コロナを全くの無駄なものにしないよう、私は楽しく気軽に自粛したい
私も全く外に出ていないわけじゃない。完璧に自粛しているなんて言えない。出来る範囲は人それぞれだ。それでいいと思う。たまには外食もいいけれど、たまの楽しみに抑えるとか。その頻度は、月一だったり、週一だったり人により違うだろうけれど、どちらも自粛になると思う。厳しすぎる基準を設け、しんどくなって捨て鉢にはなるのは悲しい。
私は自粛をして読書をするようになったので、少し視野が広がったし、セルフマッサージで前よりはきれいになった気もしている。このコロナ禍でいろんな物を失った人もいるかもしれない。それでも、コロナを全くの無駄なものにしないよう、楽しく気軽に自粛したい。そう思っていなければ、先の長いコロナとの戦いはやっていられない。