「締め切りまであと2日あるから、書いてみましょうよ!私も応募しますから!」
10歳近くも年下の素敵なメンターに、あまりにも爽やかに誘われたので、思わず無理して、爽やかに返事をしてしまった。
「1500字だったら、書けそうだね~!やってみる!」
有言実行しないわけにはいかない。それに、まさか採用されることはないだろうと思っていた。正直推敲もろくにできていない。
少し経って、意外ではあるが、採用との連絡が来た。

応募してよかった。採用を機に、自分のエッセイにもらえたコメント

採用されたことよりも、編集の方から、自分が書いたエッセイについてコメントをいただけたことのほうが嬉しかった。思わずそのコメントは、コピペして保存した。
特にこの箇所を読んで「ポジティブな気持ちになれました」と書いてくださった。
自分の拙い文章でも、読んで、何かを感じてくれた……!

ちょっと一緒に考えてみてほしい。
これって実はものすごいことじゃないか!?
SNSや個人ブログに掲載していただけでは、読者がゼロだったかもしれない。
でも、今回は少なくとも1人の方には読んでもらえたのだ!
しかもプロの方に。コメント付きで!
その後は掲載にあたり、細かな表現を修正していただいたりもした。
こんなことはめったにないぞ、と私は思った。

初エッセイを投稿するというのは、私にとっては勇気のいることだった。
でも、自分の体験や思いをひとつのエッセイという形にできた、ということは、思っている以上に自信になった。
できはどうであれ、書いてみて、応募してみて本当によかったなと思った。

書くことで、コンプレックスだらけの自分とは別人格になれた気がした

Youtube、インスタ、Podcast など、アウトプットの形は色々ある。
でも「文章を読む」とか「書く」ことで感じとれるよさも絶対あるはずだ。それは人それぞれではあるけれど、メリットは必ずあると思う。
私の場合、話すことが子供の頃から苦手だった。

自分の声が好きではないし、話し方も上手ではない。よく友人から、話が「全然おもしろくない」と言われ、コンプレックスに感じてきた。
だからインスタで自撮り写真をアップするとか、Youtubeで饒舌に語るとかは一切考えられない。

ただ書くことだけは好きだった。人に見せたりはしなかったけれど、文章を書くことで救われた。書いて初めて、こんなことを自分は思っていたんだ、と認められた気持ちもあったからだろう。
とにかく、原稿用紙に向かう時だけはワクワクしておしゃべりになる。なんだかコンプレックスの塊だらけの自分とは別人格になれる気がした。

エッセイを書くことで変わった日常。純粋に毎日が楽しくなった

確かに、文章で伝える方法は他にもたくさんある。
しかしエッセイとブログや他のSNSが大きく違うのは、校正してもらえるか否かではないだろうか。
少なくともこのサイトでは、伝わりやすいようにプロがチェックしてくれる。
これは非常に大きいメリットだと思った。
実際他の方のエッセイを読んでいても、変なところで引っかかることがない。内容は多様だけれども、著者が伝えたいメッセージがダイレクトに伝わってきたり、感じる気づきも深かった。無駄がなく、文章に込められたエネルギーが凝縮していた。

日常生活で話す上でも、「伝わりやすさ」は重要だと思う。
だから、エッセイを校正してもらうことで、話すコミュニケーションにもプラスの作用がある。
私にとっては、エッセイを書いた後、今までの生活を変えてしまうほどのインパクトがあった。
常にノートを持ち歩いて気持ちの機微を感じるようになったし、世の中の媒体を見ながら、人に伝わるってどういうことだろうと洞察するようになった。

純粋に毎日が楽しくなった。
人にもエッセイを書くことを勧めたくなった。
その人の文章を読むと、今まで見えなかった新たな一面が垣間見える気がする。
文章に個性や人となりが表れたりもするから、おもしろいのだ。

エッセイで自己表現をするという文化が、もっと広まったらいいなと思っている。
そのためにも、エッセイ推進アンバサダーとして、執筆を続けたい今日この頃である。