お久しぶりです。貴方に伝えたいことがあります。
文字にするのは恥ずかしいなって思ったけど、私口下手だから、こっちの方が貴方に伝わるかなって思いました。
私は、貴方の事が高校2年生の頃からずっと好きでした。卒業して、来年成人式を迎える年になっても、貴方のことを忘れることもできません。
貴方とは卒業して以来全く連絡をとってなかったのに、こんなこと言って馬鹿らしいよね。引いた? それとも笑っちゃう? どっちでもいいよ。
私は貴方を好きだってこと、伝えたかっただけだから。ううん、伝えられなくて後悔したことを、貴方に聴いてほしいだけかも。
貴方が「綾野さーん」って私の名前を呼んでから、私の日々は変わった
貴方を知ったのは、選択科目で一緒になった事と、席替えで同じクラスになった事でした。貴方はいつも明るくて、お喋りで、周りには沢山の人がいました。そんな貴方が沢山、私に話しかけてくれて、嬉しかったけど、勢いが凄くてすこし怖かったことを覚えています。
貴方が「綾野さーん」って何度も何度も呼んできて、私の毎日は変わりました。毎日が楽しくって、貴方に名前を呼ばれる事が嬉しくって、本当に幸せでした。
きっと、この時すでに私は、貴方の事が好きだったのだと思います。
でも、私は貴方の事を冷たく遇らってしまいました。高校生なので「恥ずかしいお年頃」というような歳でもありませんけど。
貴方は理解してくれないかもしれませんが、貴方の特別になれる自信がなかったからです。沢山話しかけてくれて、可愛いとか、好きとか、ほんとに、沢山貰ったのに、私は、貴方の特別になりたいと思っても、一歩踏み出せませんでした。私も貴方の事が好きだったのに。
恋愛初心者だった私に「恋の駆け引き」は難しかったのかもしれない
本当に馬鹿らしいなと、書いていてしみじみ思います。恥ずかしながら、恋人がいた事がなかった私には、恋の駆け引きは難しかったのかもしれないと思うこともありますが、それでも貴方の好きな人になれたのかもしれないと、布団の中で一人で思ってしまう事があるのです。
でもとか、しかしとか、言い訳ばっかりでしたね。もしかしたら、私も貴方も少し恋に臆病になっていたのかもしれません。私は貴方に好きでいてもらえる自信がありませんでした。貴方も私に好きになってもらう自信がなかった。お互いに「好きだ」と伝える勇気がなかったのだと思います。
貴方と付き合っていたらと考え、今でもあの頃の思い出に浸っていまう
ごめんなさい、貴方の気持ちなんて、私がわかるはずないですよね。でも、あの時の私達は確かに両想いだったと、私は思ってしまうのです。もし、貴方と付き合っていたらと、そればかり考えて、今でもあの頃の思い出に浸っています。
お願いです。お返事をください。あの頃の思い出に浸るだけの馬鹿な私をすくい上げて、現実を突きつけてください。これ以上貴方に恋してしまうだけの人生を歩むことは、私にとっては不幸なのです。
そして、できる事なら、あの頃の貴方の気持ちを知りたいです。もうどうにもならないかも知れませんが、貴方の本当の気持ちを聞きたいのです。聞かせてください。
長くなってしまってごめんなさい。どうしても、貴方だけには聞いて欲しかったので、こんなに書いてしまいました。貴方のお返事、心からお待ちしております。
ずっと 大好きです。この気持ちがいつか忘れられますように。