私は元々ネガティブで、自分のことが嫌いでした。しかし、今となってはこんな自分も結構好きだなと思っています。
そう思うことができたのは、自分の短所は長所であり、長所は短所であることに気づいたからでした。
大学のAO入試がきっかけで自己分析をした結果、長所が見えてきた
私は第一志望の大学に合格することができました。一般入試ではなく、いわゆるAO入試と呼ばれるような自己推薦型の入試でした。
受験した大学の独自の入試方法で、どう対策をとるべきかわかりませんでした。一番苦戦したのは、志望理由書や面接といった自己アピールの面でした。アピールできるようなことがないと思ったからです。
自分と向き合って、大学への思いや自己分析をノートにひたすら書き出してみると、見えてくるものがありました。それは、どうしてもこの大学で勉強したいということでした。
しかし、一般入試で合格できるような学力がなく、模試ではいつもE判定でした。担任の先生には「もしこの入試で受からなかったら、どうするの?」「入ってから大変じゃない?」と受験を反対された記憶があります。
「反対されてまで受験すると押し通した自分は悪く言えば頑固だけど、よく言えば自分の意志をしっかり持っているのでは?」と私は思いました。そのことをきっかけに、何でも短所でもあり長所でもあるんだと気づきました。
大学の学科を選択したのも、私が興味を持つ、幅広い分野で学ぶことができるからでしたが、悪く言えば1つのことを深く学ぶことができないと言えると思います。昔から飽き性で、ゲームは最後までクリアせずに飽きてしまいます。今では飽き性だけど、色々なことに興味を持てるということだと思えます。
自分の弱い部分は「強いところ」で、強い部分は「弱いところ」でもある
自分の短所と長所を見られるようになったことで、自分を前よりも好きになれたと同時に、周りの人にも嫌いや苦手意識を持たなくなりました。
短所も長所もすべてその人の個性の1つだと思うからです。自分のことも人のことも好きになれるところは、自分の良いところだと思います。考え方を変えることで、世界が180度違って見えるような気がします。
周りの人からは「いつもポジティブだよね」「前向きだよね」と言われます。そう見えているのは、自分の弱いところは強いところで、強いところは弱いところだとわかっているからだと最近は思います。無意識のうちに、自分の良いところだけ周りの人には見せているのだろうと感じます。
また、高校の先生に「自分が自分のことを愛さなかったら、誰が自分のことを愛してくれるの?自分以上に自分を愛してくれる人なんていないよ」と言われたことがあります。この言葉にも影響を受け、自分を好きにならなきゃと思いました。自分を嫌い嫌いと思っているよりも、自分を好きになれる努力をしようと思いました。
今も自分の嫌いな部分はあるけど、「努力」で変えることができる
現在は自分のことがさらに好きになりたいと思い、メイクをYouTubeやSNSで勉強しています。一重で目が小さく、目と眉が離れていることが嫌いだと思っていました。
しかし、メイクでいくらでも変われるということに気づきました。一重だからこそかっこいいメイクが似合う、目と眉が離れているからこそアイシャドウをたくさん塗ることができ、色を楽しめるということがわかりました。
自分の嫌いなところは今でもたくさんありますが、考え方を変えたりメイクを研究したりと、自分を好きになるために努力できるところが自分の好きなところかなと、書いていて感じました。