私の強みは、今まで出会った人との縁を大事にすることだ。
たまにふと、アドレス帳の整理をする時がある。出会って間もない時に、連絡先交換をして「これから宜しくね」の挨拶をして終了、の関係の人ももちろん存在する。その人達の名前をアドレス帳で見て、今後連絡することがあるかを考える。自ら連絡をしないと判断した場合は、削除する。過去、一気に20人程の連絡先を削除した日もある。
削除後残った人達は、その日現在から考えると、今後も繋がっていたくていつかは会いたい人、という括りに入る。
そして「今、あの人は何をしていて、何を考えて生活しているのだろう」と思い浮かんだ人に、連絡を入れてみるのだ。
コロナ禍の今、新しい人に出会うために、まずは恩師に連絡をしてみた
2021年10月、私が今の現状に不満を抱いている理由は、コロナ禍というのもあり、毎日が家と会社の往復のみの、関わる人が固定され、新鮮味に欠けている日々を送っているからだと考えた。では、新しい人に出会うためにはどうしたら良いのか、を考えた結果「人脈作り」に力を入れたいと思った。
だが、SNSで見ず知らずの人に連絡を入れて不審に思われないか、などを考えると、なかなか行動には移しにいくい。なら、今まで関わってきた人の中で自分に深く影響を与えた人に連絡してみることが、1番手っ取り早いのではないか。
そこで、アドレス帳を見直し「恩師」と呼ぶに値する人2人に連絡を入れてみた。2人とも、私が大学生時代にお世話になった方で、社会人の先輩だ。
2人からはすぐに返信があり、再会する日の具体的な日程を提示頂きありがたかった。まだ久々の再会は実現していないものの、その日が来るのを心待ちにしている。
上記は目上の方に連絡を入れたパターンだが、同世代にも、同様に連絡をしたことが幾度かある。同世代は、より砕けた話し方が許されるので、連絡するハードルも、多少低くなる。
誕生日の連絡は、お互いの会いたい気持ちを確認できる機会になる
最も連絡を入れやすいタイミングは、相手の誕生日当日である。「久しぶり!元気?今日って、お誕生日だよね?お誕生日おめでとう!近いうちに、会いたいね」と、LINEするのである。大抵、当日か数日以内には返事が返ってくる。
「覚えていてくれて、嬉しいよ!私も会いたい」との内容の後、「◯月◯日とか、どうかな?」と文章が続いた場合、相手も再会の気持ちが強いと私は判断する。具体的な日程が提示されれば、その日は無理でもどうにかして日程を調整して会うんだ、という気持ちになるし、相思相愛、タイミングも合ったなと前向きに捉えることができるからだ。
また、誕生日LINEを送った友人が、物理的に遠方に住んでいたり、家庭を持っている場合は、再会することへのハードルはやはり高い。だが、直接会うことをゴールにしているのではない上、ある種の生存確認の意味合いでも、連絡を入れてみること自体が大事なのだ。
返事が返ってこいときは無言のエールを。私は縁を大切にしたい
また、友人の誕生日当日にLINEでお祝いできなかったとしても「遅れてごめん」と最初に付け足して連絡するだけで、相手は「忙しいのに、覚えていてくれたんだ」と感じるだろう。覚えてくれている、気にかけてくれている人には好感を抱きやすいし、この縁や存在は大切にしたいという思考になるのだ。
縁を大事にしたいとこちら側が思っていても、相手側からの返信がない場合もある。既読スルーのまま、相手からのアクションがない場合は、少し寂しい気持ちになる。
忙しくて返信ができない場合や、何て返信するのがベストが分からずに返信が滞る場合、連絡を取り合う気持ちが更々ない場合。
色々なパターンがあるが、対面ではない分、真意は分からないからだ。その場合は「元気にしているかなあ。また、いつか会えるよね」と、遠くから無言のエールを送るしかない。
今後も「縁」を大切にしたい。