みんなの子どもの頃の夢は何だっただろうか?
美少女戦士、〇〇レンジャーといったテレビの中のキャラクターのような存在だろうか?
それとも私たちの身近な職業、ケーキ屋さん、花屋さん、先生、消防士などだろうか?
近年は、YouTuberになりたいと思ってる子どもが多いそうだ。私が子どもの頃は、YouTuberになろうとしていた子はいなかったと思う。むしろそれが職業というイメージがなかった。

小さい頃の夢、それは一度諦めた夢でもある

小さい頃の夢。
私は、子どもの頃の夢を叶えている。自慢したい私だ。
子どもの頃は、自分が今のようになるとは思っていなかっただろう。
子ども頃の夢は、たくさんあった。
努力した成果もあるが、運もある。私はそのような運に恵まれた。それによって失うものもあったが。

幼稚園の頃、期間はとても短かったが、アクターズスクールに通っていた。そこで、ダンス、モデル、歌などをやっていた気がする(あまり覚えていない)。
幼い頃から音楽が好きで音楽をずっと聴いていた。体調が悪い時は、ソファーで寝ながら音楽をかけてもらっていた。
また、当時アイドルに憧れていて、よく歌っていた。
恐らく私は歌って踊るアイドルになりたかったのだと思う。
小学校高学年の時、詩を書くようになった。詩といっても、メロディがついていない歌詞のようなものだ。

また、「このメロディで歌いたい!」と思うような歌詞ができたこともあり、メロディをつけながら歌ったこともあった。
よく小学校のオルガンを使ってメロディを弾いていた。
その時のメロディの曲が、2020年私が発表した『解放』という曲である。
歌詞は当時のものと異なりリメイクしたが、10数年経ち、形になった。

小学生の時は、雑誌に出てくる読者モデルに憧れた時期もあった。
〇〇グランプリ、などモデルオーディションを目にすることが多かった。
読者モデルを主人公とした漫画も当時流行った。私が愛用してたブランドのお洋服を主人公が着ていた。主人公のファッションショーに出てランウェイする姿に憧れていたことを今でも覚えている。
私も可愛い服を着てファッションショーに出たいと思った。
しかし、当時は北海道に住んでいたため、芸能の世界は非常に遠い存在のように思えた。
それが、2019年、私は念願のファッションショーに出演した。
可愛らしい服というよりは、カッコイイ系の服であったが、夢のランウェイが叶ったのであった。

思い続けていればきっと夢は叶う。だから、私の夢が叶ったのだ

中学生の頃、学年通信で将来の夢が書かれた回があった。一部の人だけが名前を伏せて載せられる。
他のクラスの友達に会った時、友達は私に突然言ってきた。
「声優って書いたのマナマナでしょ?」
「……そうだよ!」
バレてしまった。何故バレたのかはわからない。しかし、友達にバレてしまった。しかも他のクラスの友達に。
私は当時、声優になりたかったのである。声優の養成所の資料をもらったこともあった。
アニメが好きでアニメイベントにも時々足を運んでいた。それほど好きだった。
それが2019年、私はドラマCDのキャストとして作品を残した。
中学時代の夢が叶ったのである。

子供の頃の夢、それは当時は確かに叶わなかった。しかし大人になって小さい形ではあるが叶った。
夢を諦める人はたくさんいる。私も夢は諦めたつもりであった。だが、どこかで諦めきれなかったのだろう。
今後どのようになっていくかはわからないが、諦めなくて良かったと感じる。