君との思い出は、わたしの人生の中で本当に短い期間なのに本当に重くて、だから戻りたい日はいっぱいあるよ。

君はナルシストで性格が悪い。そういうとことは一緒にいて辛かった

見た目は良いと思う。君のナルシストな性格に、見合うだけのかっこ良さはあるよね。身長も高いし、スタイルもいい。私の好みでは全然ないけど!
でも、それを台無しにするくらいの性格の悪さは直した方がいいと思うよ。特に人を見た目や頭の良さで判断するところ。そのことについては何回も喧嘩したし、君のそういうところは一緒にいて辛かったな。
だからこそ、君からもらう「お前はかわいいんだから、もっと自信持ったらいいのに」って言葉が特別だったのかもしれない。結局そういうところも許せていたのかも。

そんな君、最初は大好きな先輩の彼氏。一度もちゃんと喋ったことはなかったのに、先輩を取られた気がしてあんまりよく思ってなかった。しかも、先輩のこと酷い振り方したから。ますます印象が悪くなった。一度も喋ったことなかったのにね! だからこのあたりに戻って、最初からちゃんと友達になるのもいいね。

君との思い出はたくさんあるけど、もし「あの日」に戻れたなら

君が彼女と別れてメンタルがやられていた時、わたしにひどいこと言って八つ当たりしてきた時があったでしょう。本気で傷ついたし、気まずそうにはしてたけど普通に話しかけてくるから、わたしはずっと君のこと無視して許す気なかった。
でも結局、「ごめんね」って言われてわたしも泣いて、結局仲直りしちゃったね。わたしはムカつくこと言われた時、傷ついてその場では言い返せないくせに後からものすごくイライラしたり、悲しくなったりする。だからあんなに怒って本気で喧嘩したのはたぶん人生で初めてくらいだったと思う。なんか楽しかった。でも、やっぱり傷ついたから、この日はやめとこうかな。

やっぱり一番はこの日かな。君が夜に泣きながら電話かけてきてくれた時のこと忘れない。年上でいつもスカしてて、わたしのことを年下扱いしてくる君がわたしに弱いところを見せてくれた。頼ってくれた。もう何でもしてあげたいと思ったな。
あと、この日もいいかも。泣いて落ち込んでどうしようもなかった日に終電で出てきてくれて、始発まで一緒に深夜の街を歩き回ってくれたよね。カラオケや居酒屋は開いてたのに、真冬だったのにずっと手を引いて歩いてくれた。
まあ最終的に寒すぎてカラオケに入ったけど、泣き出したわたしをずっとあやしてくれた。身長の割にものすごく細いのに膝にのせてくれた。ちゃんと大きい手。ねえ、なんであのときキスしたの?

わたしと君は恋人ではなかったけど、「特別な関係」だったと思う

距離感は、最初からおかしかったと思う。絶対に彼女じゃなかったし、絶対に彼氏じゃなかった。でも君はわたしの特別だった。ずっとこのままでいたかった。君も同じだと思いたかった。
でも、本当は君にとってわたしはあんまり重要な存在じゃないって分かってた。たぶん一緒にいて居心地が良かったから、何かと都合が良かったんじゃないかな。
それが分かっていたから、君を自分から遠ざけるようなことをたくさんしたね。めんどくさくてごめん。でも、そんなことしたいぐらい大好きだった。

もしもあの日に戻れるなら。わたしは君と初めて話したあの日に戻りたい。誘われてもあの居酒屋には絶対に行かない。全部無かったことにする。君との全部。友達になんてならないしもう二度と、出会わない。
わたしと話さなくなった後、女の子遊びを覚えた君が最近になってちゃんと彼女ができたって知りました。未だに君に対する気持ちが恋愛の好きだったのかどうか、はっきりとは分からない。
でも、きっと曖昧のままだからこそ不意に思い出してしまう君の存在をどうしようもできないから。全部無かったことにしたい。だから、わたしはあの日に戻りたいよ。