私のお友達は10人だ。
これは、SNSで繋がっている人の数。
具体的には、インスタ5人、Twitter5人。
一般的に見ると少ないと思う。昔の私だったら受け入れられなかっただろうが、今の私は全然ショックを受けていない。

軽い気持ちでSNSを始めたのに、輝かしい投稿に圧倒される日々

私のSNS歴としては、大学時代にFacebook、インスタを開設。
周りの友達みんながやっていたし、ちょっと始めてみようかなという感覚だったと思う。
でも待ち受けていたのは、友達についているフォロワーといいねの数、輝かしい日常の投稿に圧倒される日々だった。

「私って友達少ないんだな」
「一見、真面目に見えないあの子が、こんなすごいことしてるの……?」
「平凡な私に起きるニュースなんて、これっぽっちもなくない?」

指をくわえてみんなの投稿にいいねを押す。
いいねをたくさんもらえるのは、友達も多くて、毎日が充実している人。そんな同世代の友達にジェラシーを感じていた。

軽い気持ちで始めたけれど、楽しさより神経をすり減らしてしまって、アカウントを消すことにした。もう4、5年前になると思う。

日々の記録を残したくて。私のSNSセカンドシーズンが始まった

そして、今年の10月、インスタとTwitterを始めた。
過去に失敗しているのになぜかというと、理由はシンプルで「日々の記録を残したい」ということだった。
きっかけは、「やりたいことが見つからない人へ」というテーマでYouTubeを見ていた時のこと。「2か月後死ぬとしたら何をしたいかを考えてみよう」というメッセージだった。
紙とペンを持って、いくつか書き出してみる。そのなかで出てきたのが、「自分にとって憧れ・理想と思う女性になりたい=ポジティブで毎日を生き生きと過ごしたい」「自分の証を残したい」だった。
人生は日々の積み重ね。毎日を自分なりに素敵に過ごすことが人生のハッピーエンドに繋がるんじゃないか。じゃあ、その日々にある、考えたこと・行動したことを、証として記録に残していこう。
それがSNSを再開した理由だった。

なぜTwitterとインスタにしたかというと、Twitterは日常の出来事や感情を手軽に表現できそうだから。インスタは、趣味の旅行やお出かけ先で、必ず写真を撮るから。
こうして、私のSNSセカンドシーズンが始まった。

積極的にキラキラを追う!ファーストシーズンとは違う2つのこと

ファーストシーズンとセカンドシーズンで違うのは2つ。
1つ目は、繋がっている人だ。
前回は、学生時代の友達など、全員が顔を知っている状態だったが、今回は今のところ、直接の知り合いとはフォローし合っていない。これが精神的に非常に楽ちんなのだ。スタートが0ベースなので、いいねもフォロワーもすぐにつくはずないと割り切れるし、見知った人に評価されたいというプレッシャーを抱えなくなる。

2つ目は、積極的にキラキラを追い求めよう!という気持ちを持つようになったことだ。
他人の評価を気にしない素振りを見せておきながら、矛盾を感じるだろうか。

振り返ってみると、昔の私は、ニュースになる出来事を待っていただけな気がする。
でも今は、毎日を楽しく過ごすために、次にどんな小さな冒険をしようかとワクワクを探している。それが、SNSに何を載せるかとイコールになっているのだ。だから、好きな自分・なりたい自分になるためなら、自分にとってのキラキラを追及したっていいじゃないと思う。
おかげで私自身は、平日の夜の過ごし方が変わったり、週末はフットワーク軽くお出かけするようになって、行動範囲とともに、自然と気分も明るく前向きになったように感じる。

一つ言い忘れた。
ここまで、「自分のためのキラキラを~!」と大旗を振っておきながらなのだが、いいねをもらえるのはすごくすごく嬉しい。
世の中の、顔は知らないけど「これっていいね」と同じ感覚を持つ人たち・共通点がある人たちと繋がるってとても不思議だ。他人からの承認に舞い上がってしまうのは、数年前と変わらない私でした。