「産まれてくるこの子がもしいじめられたら、私がいじめっこをやっつける。運動会もお遊戯会も、全力で応援する。私たちみんなが、この子とお姉ちゃんを守るから。お姉ちゃんは、一人じゃないよ」
私には、3つ下の妹がいる(ここには出てこないけど弟も)。私がシングルマザーとして子どもを産むと決めた時、当時18歳だった妹が伝えてくれた言葉が忘れられない。
一人メソメソしながら夜を過ごしていた、マタニティ期間。シングルマザーとしての不安、お腹の中の子への自責の念。とにかく、不安で押し潰されそうだった4年前。
妹とは、毎日のように小競り合い。お互いの嫌なところが目について、顔も会わせたくないなーなんて毛嫌いしてたような、してないような。
まあ、姉妹って若い時は仲が悪いなんてよく言うしね。多分。
出産間近、そんな妹からの贈り物。この言葉とともに、「mom love」と母と子が手を取り合ってる額縁に入った刺繍。4年経ったいまでも、私の宝物。その刺繍が宝物って妹に言ったら、調子にのられるから言わないよ。
お腹の中の子が生まれて4年。いまでは、甥と口げんかをしながらも溺愛してくれるおばバカっぷり。今度は、私が妹を助ける番。いつでもかかってこーい。そして、いつもありがとう。愛を込めて。