夢を抱き、様々な準備をして望んだ就活。そこには待ち受けていたのは、新型コロナによって変わる社会と、女性に対して変わらない理不尽な現実。それぞれが、それぞれの場所で向き合い、悩み、戦った姿が描かれた「キャリア」カテゴリーのエッセイのなかで、2021年に最も読まれたエッセイ5本を紹介します。

<第1位>

「お父さんの職業は」と聞かれ、絶対に内定を取って辞退すると決めた(深川青)

【あらすじ】2次面接で聞かれた質問に頭が真っ白になった。笑顔を崩さないことに集中し、その後の質問で生まれた嫌悪感にも耐えた。その後、計画通りに内定を受け取り、そして辞退した。どうかこれからの就活生が軽んじられないようにと祈りながら。

 <第2位>

「ホ別いくら?」貧困女子になり、パパ活を考えた私の体を無数の男性が欲した(ツジアスカ)

【あらすじ】夢があれば何とかなると思って出てきた東京。だけどコロナ禍で全てがひっくり返った。頭を抱える私の目の前に「パパ活女子」という文字が現れた。藁をもすがる思いで登録すると、何件もの男性からのメッセージが……。

 <第3位>

身体検査で内定取り消し。「ごめんね」母からのメールに嗚咽した(まいた)

【あらすじ】憧れていたCAに内定したが、身体検査で一転「不合格」に。幼い頃に患った腎臓の病で、外れた数値が出たのだ。絶望し、荒れる私に届いた母からのメール。そんなことを言わせた自分が情けなかった。

 <第4位>

21新卒の就活に敗北。「大学を卒業して正社員」にとらわれずに生きていくには(nun)

【あらすじ】大好きな服の仕事がしたくて、3年生の冬から就活開始。なかなか内定がもらえない。なぜ授業に出ていないあの子が内定をもらえるのか。「ありのままを見せて」と言うのに、みんな一緒の黒いスーツなのか。どんどん追い詰められていった。

 <第5位>

採用されるのは「ご縁があるから」。10個以上の仕事をして分かった(小木京)

【あらすじ】人との縁を大事にする島根で、私はいろんな仕事をした。それだけたくさんの面接を受けたので、いまの仕事の面接は強気で行った。自分にとって譲れないものが何かわかっていたから。何が大切かは一人ひとり違うのだ。

以上、2021年に「キャリア」カテゴリーで最も読まれたエッセイ5本でした。
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