2022年の目標は海外就職。
それが出来ればもう2022年の私は100点だと思う。

生まれ育った大阪を離れると決めたのは1年前のこと。
本当は言葉の通じない世界に飛び出たかったけれど、流行病でパニックになっているこの世の中だし、英語を喋ることができないし、友達がいない場所なんて不安だし。
そんなありとあらゆる理由から、"ひとまず"東京へやってきた。

あれから一年。
学んだことが3つある。

人との実質的な距離は変わっても、心の距離は変わらなかった

一つ目は、距離が変わっても人間関係は変わらない、ということ。

引っ越して距離が近くなった友達もいれば、逆に毎週のように遊んでいた友達とは遠くなった。
けれど、実質的な距離が近くなったからと言って関東在住の友達と仲良くなったかと言えばそうではない。
「引っ越すんだ!じゃあ頻繁に遊べるね」なんて連絡をよこした、大学卒業以来会っていない友人と会うことは全くなかったし、今現在遊んでいる関東在住の友達とは、大阪に住んでいる時から頻繁に連絡を取り合い、旅行ついでに遊んでいたメンバーだけだ。

逆も然りで、東京に来たからと言って大阪に住む友人たちと疎遠になったかといえばそうではない。
確かに連絡頻度は減ったけれど、お互い仕事が時間が合えば電話したり、誕生日を祝い合ったり、変わらずいい関係を築いている。

家族だってそうだ。
距離が離れたからといって見放されたことなんてない。
変わらず頻繁に連絡を取り、変わらず一番に私のことを思ってくれる。

どんな環境にいたって、ふとした瞬間の寂しさは消えない

二つ目は、人間は根本的に変わらない、ということ。

私は昔から寂しさを感じやすい性格だった。
みんなはそれを"定職についていないから"と言った。
東京に出てきたのをきっかけにニート生活を終え、アルバイトだけれど週5、8時間のフルタイム労働を始めた。
毎日働けば、職場の人やお客さんとも仲良くなり、みんながずっと言っていたいわゆる居場所が出来た。

けれど、やはり寂しい時は寂しい。
夜寝る前、みんなと遊んでうちに帰ってきたとき、ふとした瞬間に猛烈な寂しさに襲われる。
結局人間は根本的な部分は変わらなくて、定職についていようがいまいが私は寂しいときは寂しいと思うし、逆に私に「仕事を始めれば寂しさなんて消えるよ」といった友人たちは、そもそもニート生活をしたとて、寂しいなんて思うことは一切ないのだ。

後悔しないため、「一刻も早く」やらなきゃいけない

三つ目は、時間は恐ろしいほど早く進んでいく、ということ。

誰もが言っていることだけれど、時間の経つスピードは年々早くなっていく。
年齢とともに疲労を感じやすくなり、睡眠時間が増えたせいか、毎日が同じことの繰り返しで、1日1日に思い入れが減ったせいか、何かを頑張っていても、何もしていなくてもあっという間に1週間が過ぎ、更に1月が過ぎ、気づけば1年を終えようとしている。

時間を止めることも巻き戻しをすることもできないのだけれど、あまりに時間の経過が早くてため息が出る。
だから1日1日を無駄にしてはいけない。そう強く思った一年だった。

そんな去年の学びから出した答え、そして今年の目標が、"一刻も早く海外進出"だ。
時間はあっという間に過ぎていくからやりたいことはすぐやった方がいい。
というよりも、やらなきゃいけない。
後悔しないために。

そして進んだ先ではきっとたくさん悩んだり、辛くなったりするだろう。
けれど、仮に東京に留まったとしても同じように悩むこととなるはずだ。
どこにいたって悩むのだ。
そういう性格だから。

けれど、この一年で学んだのだ。
離れ離れになったって、今と同じように困った時は友達や家族が手を差し伸べてくれる。
電話をしたり、手紙を書いたりして、私の力になってくれると。