2021年は、今までの仕事を辞めるために転職活動や退職の手続き、引っ越し準備に奔走した一年だった。
転職で地元に戻ることが決まってからは、正直仕事よりもこれからのことで頭がいっぱいで、心身ともに平常の状態ではなかった。しかし、晴れて地元に戻ってから今年の目標が定まってきた。

このままここで働くのだろうか。なんとなく、ずっと考えていた

2021年の春頃、会社の人に言われたことがきっかけで「今の仕事を辞めて地元に戻りたい」と考え始めた。言われた内容そのものは大したことではなかったが、今までに似たようなことが積み重なっていたため、いよいよ耐えられなくなった。
直接的な理由はそこではあるが、仕事をこのまま続けていくか自体はそれより前から悩んでいた。

以前の勤め先があって住んでいた場所は地方都市で、便利さとのどかさが程よく共存していた。また、どこで何を食べても美味しかった記憶がある。
しかし、一方で「自分は他所者である」という感覚もずっと抜けなかった。丸四年以上住んでいたが、結局そこでの方言も身につかなかった。
コロナ禍で地元に帰りづらい中、このままここで働いたり住んだりするかを考えた時、どちらにも違和感を覚えるようになった。

その最中に地元出身の彼と別れたのもターニングポイントの一つで、「私には今の場所で住み続けて生活していく覚悟がない」と気づいてしまった。そして、彼と別れた直後に取得した資格を活かしての転職活動を考えるようになった。

希望を叶えた転職活動。新卒のころより、レベルアップした自分を感じた

職場環境も悪くなく、仕事内容は安定していて大きな不満はないから、辞めるきっかけはそこではない。しかし、地元を離れた会社で働き続けて、結婚やその先の人生を進めるイメージはどうしても湧かなかった。
また、全国転勤つきの企業でもあるため、数年ごとに住む場所や仕事内容が変わり続ける生活が私には出来る気がしなかった。私が転勤族の子であったりバイタリティがもう少しあれば違ったかもしれないけれど。

そこで「生まれ育った場所で今のように安定して仕事を続ける」という希望を叶えるために試行錯誤して、これから働く職場を決めた。仕事内容や給与は今までと大差なく、全国転勤もない職場である。

新卒採用の頃は沢山書類選考で落ちて面接すらままならなかったが、今回は仕事をしながら数ヶ所のみ応募をして採用を勝ち取れたから、書類選考・筆記試験・面接のいずれも力が付いたようだった。

また、自分の売りを作るため業務に関わる資格取得の勉強をしていたことも良い方向に働いたとも思う。社会人を数年していたことやその間に身についていた勉強癖やビジネスマナーが功を奏したのだと実感した。

未来は楽しみでいっぱい。優しくて強い女性を目指したい

この先やりたいことはたくさんある。新天地に関わる勉強も必要だし、大人として年相応のお金の知識を身につけて将来的なお金の心配は減らしておきたい。
あと、この先出会った人と付き合ったり結婚したいという気持ちも少しあるし、地元の方が都会なので娯楽が充実した生活も楽しみである。

彼氏が出来たり結婚したりは当分先の話になりそうだが、せっかくのワクワクした時間を目一杯楽しんでおきたいと思う。今後結婚するしないはともかく、将来的に心に余裕のある優しくて強い女性になりたいという気持ちは変わらない。
「若い頃は試行錯誤しながら頑張った」と胸を張りたいから今のうちに頑張っておきたいし、若くなくなっても残せるものを積み上げていきたい。2022年はそのスタート地点だ。