バレンタインデーが近づくたびに、わたしは、嫌になる。
理由は、高校生のころ、ほとんど話したことのない女子たちから、「チョコレートちょうだい」と言われて、チョコレートをあげなかったら、「性格悪い」と人格否定されて、嫌な気持ちになったことがあるからだ。

バレンタインはなぜ女性からチョコレートをあげる必要があるんだろう

わたしは、そういうことが多い。
たとえば、わたしは、「かわいい」と言われたら「気持ち悪い」と思うから「嫌だ」と言う時があるが、そういう時も、「性格悪い」と言われたり「嫌われて当然」と言われたりして、たくさん傷付いてきた。
しかも、お付き合いしていた人から、何度もしつこくラブホテルにさそわれて、「怖い」と言ったら「人のこと化け物扱いしやがって!」と責められて、余計に怖いと思ったこともある。

とにかくわたしは、相手の思い通りにならないと否定される。
いつも、相手にとって都合のいい子にならなければ責められる。
特に、バレンタインデーはそうだ。

なぜいつも、女性からチョコレートをあげなければならないんだろうと、わたしは思う。
それと、最近、テレビで「イケオジ」という存在がもてはやされているが、なぜ、「イケオバ」という言葉はないんだろうとも思う。
それに、なぜ女性アイドルだけ恋愛禁止で、みんなのアイドルでいなければならなくて、卒業後も守らならない空気なんだろうと思う。

女性にとって負担なだけのバレンタイン。でも、去年は違って…

それと、なぜ女性だけ、本命チョコも、友チョコも、義理チョコも、あげなければならないんだろうか。
女性はいつでもかわいくて、中身も、イメージ通りかわいくて、いつも笑顔で、みんなが好きでいなければならない、と社会に言われているような気がする。
だからわたしはいつも生きづらい。
バレンタインデーなんて、女性にとって負担なだけだし、辛いだけだ。

しかし、わたしは去年のバレンタインデーは悪くないものになった。
理由は妹とチョコレートを買いに行ったからだ。
わたしはハート型の箱に入ったゴディバのチョコレートを買った。
味は素晴らしかった。
わたしはゴディバのチョコレートを食べながら思った。
もしかしたら、バレンタインデーが辛い人は、自分用のチョコレートを買えばいいのではないか?と。

おすすめしたい。バレンタインデーに自分用のチョコを食べること

もちろんチョコレートを食べたからと言って過去の傷が癒えるわけではない。
しかし、せっかく世の中に甘くておいしいチョコレートがあるのなら、食べてみてもいいのではないだろうか。

女性たちはバレンタインデーに、だれからもチョコレートをもらえない。
運が悪ければ本命チョコを受け取ってもらえず、「要らない」と言われて捨てられる。
運が良くてもホワイトデーにお返ししかもらえない。
女性たちが先に本命チョコをもらえることはない。
だからこそ、そんな女性たちには自分用のチョコレートを食べてもらいたい。