わたしは実家暮らしのため、稼いだお金が自分のものになる率が極めて高い、恵まれた人間だと思う。
ひとり暮らしの人は家賃や光熱費。税金。保険。何かの会費。わたしたちは一生懸命になって働いて、やっと手にしたお金を思う存分使うことはできない。
人はお金を稼ぐことを人生の主軸としがちだ。
日本が「過労死の国」なんて表現されているのを見たときにはびっくりした。
でもわたしたちだって、できることならもっと自由に暮らしたい。

わたしの不満解消法は、自由になるお金を思いっきり使うこと

政治のことはわからないわたしができる不満解消法。
それは自由になるお金を思いっきり使うこと。
わたしは非正規雇用だが、その気になれば自分を満足させてあげられるくらいのお金を毎月稼いでいる。
内訳として、書籍代、食費とおやつ代がそれぞれ4割くらい。あとはたまに恋人と会う時の交際費や交通費。部屋に飾りたくなったときに買ってくるお花代。これは人にお勧めしたいお金の使い方。
お花はよーく値段を見れば、そんなに高いものではない。お花屋さんでなくても買える。丁寧にお世話すれば、ひと月近く元気でいてくれることも。
それにいい匂いがする。部屋が明るくなる。植物が近くにあると、人は元気になれるような気もする。
このお金の内訳はコロナウイルス流行以前から変わらない。わたしはひとり時間が極めて多いタイプの人間だと思う。

読みたい本を毎月買い、自分ご褒美として、食べたいものを買う

順に。書籍代。これは月に読んでいる本のごく一部。
読みたい本を全部買っているととてもお金が足りないので、図書館や古本屋さんも利用している。もちろん全部買って集めたい気持ちはあるけれど、そうなるとお金の他に置き場所の問題も出てくるので、これが合理的かなと自分を納得させている。
大人になったら、好きな作家さんの新刊を発売日に買って読む生活がしたい。

食費おやつ代。これは自分で料理したくなった時、食べたいものがある時、あとはカフェ代など。ケーキを買ってくる時もあるし、お紅茶や珈琲豆を買ったり。
今なら特設バレンタイン会場の上等なチョコレートを自分ご褒美にしたり。
自分ご褒美。これはわたしの場合、ほとんど食。
ホテルのティーラウンジや、ビュッフェ。ちょっと贅沢なレストラン、回らないお寿司。
こういうご褒美がだいすきなのだ。

とことん自分のために、自分の稼いだお金を最大限自由に使いたい

逆にわたしは服やバック、アクセサリーにまるで興味がない。
自分で買ったことは人生で何回あったかなと、その気になれば数えられそうなくらい。
20代の女性は皆さんどっちに興味があるかというと、おしゃれをする方だと思う。わたしはお金の使い方がそっちに傾いているだけなのに、そんなもの食べて金持ちだね!みたいなことはほんとうによく言われる。ひどい。わたしだってできることなら毎日ビュッフェやカウンター寿司を食べる生活がしたいのに。食べ物は消えものだからそう言われるのか。
むしろ服やバックにお金をつぎ込むなんて、わたしからしたらよくわからない。
そういう豪華なごはんも基本ひとりでゆっくり行きたい。
友達と同じメニューを頼むとか、会話しながら食事するとか、ちょっと勿体ないな、と感じてしまう。
特別に大切な人ならいい。でも、あんまりな仲の人との食事はおいしくない。
わたしはとことん自分のために、自分の稼いだお金の自由な分を最大限に使いたい。