仕事と私の関係を人間関係に表すなら「親友」、つまり私にとって欠かせない存在だと思う。
親友と喧嘩するかのように、仕事で辛く苦しい出来事があったり、親友と共に楽しいことをするように、仕事で成果を出したりと、例えようと思えば仕事……いや、親友とのたくさんの出来事や思い出がある。

突然訪れた親友との別れ。もっと親友と苦楽を共にしたかった

その親友と過日、止むを得ない理由でお別れをした。
そうだ、大好きだった仕事を辞めたのだ。
正社員として前職の企業に新卒で入社してから3年半、ずっと同じ会社にいて、その仕事であり親友と苦楽を共にしてきたが、昨年の年明けから私は持病の精神疾患が悪化してしまい、休職してしまった。
そして、復職訓練にも通いつつ療養して復調したのにも関わらず、会社の規定に引っかかる薬を服用していたため、その仕事を辞めざるを得なかったのだ。

大好きな会社での、大好きな仕事ができなくなる。
言うなれば、親友との別れである。
別れを告げられた時、私はショックで泣いた。
1週間くらい泣き続けた。
それくらい、その親友のことを大好きであったのだと泣きながら実感したことを覚えている。

本当はもっと親友と共にいろんなことをしたかった。
もっと苦楽を共にしたかった。
率直な私の気持ちである。

新たに親友ができそうな予感。退職と採用を通して感じた仕事への想い

その私にも新たな親友ができそうだ。
先日、かつて働いていた書店で、アルバイト採用が決まった。
新たな親友の登場に、私は今、心が踊っている。
正式な入社はこれからだが、今度はここで新たな親友と苦楽を共にしようと思っている。
今回の正社員としての退職とアルバイトでの採用及びこれからの勤務で1つ感じたことがある。

私は仕事人間であり、仕事が大好きなのだ、と。
正社員時代には病気療養による休職によって仕事ができなかった期間も経験した。
街ゆく仕事へ出ていく人、買い物でどこかお店に行った時の店員の姿を見ては、
「どうしてこの人たちは普通に仕事できているのに私は仕事戻れないんだろう」
と思ったり、仲のいい同期と電話している時に仕事の話題が出ると、
「同期や後輩たちはたくさん仕事して活躍しているのに私はなぜ……」
ともどかしさをずっと抱えながら療養していた時がとても懐かしく思える。

次に進むステージはアルバイトだが、ようやく道を拓くことが私にもできた。
仕事が大好きな私は、「やっと仕事ができる!」と嬉しさで胸がいっぱいになったのが記憶に新しい。

まだまだ友達のアルバイト先と、少しでも早く親友となれますように

そして何よりも、前職同様に大好きな業種で仕事ができること、元いた店舗に戻る形ではあるものの、より一層モチベーションとしてはぐんと上がる。
とは言っても、私が以前にその店舗を去ってからは客として行っていたのでわかるが、店舗のレイアウトが変わったり、運用がどうやら大きく変化しているようだった。
だから、私は半分経験者・半分新人というという気持ちで臨まなければならない。
これまた複雑な心境ではあるが、せっかく元いたお店に戻るのだから、この新鮮な感覚も楽しみながら1日でも早く戦力になるために尽力すること、そして、またこの仕事と「親友」に1日でも早くなることが、自分の課題なんだと思う。

久々かつ初出勤の日はこれからなので、これからのアルバイト先はまだただの「友達」状態だが、少しでも早く「親友」となり、店舗のために貢献したい。
これからよろしくね、新しい友でありこれからの親友!