私にとってヲタ活は命で、それに必要不可欠なのはお金だ。同時にリアルを充実させるため、人間関係を円滑に進めるために必要なのもお金だ。

バイトを3つ掛け持ち、10連勤しても、私は貯金ができない

私はお金がどうしても必要なため、バイトは掛け持ちでしている。夏休みや春休みといった長期休暇では3つ掛け持つこともある。バイトをはしごするなんてざらだ。10連勤したことだってある。
そんなに働いても私は貯金ができない。世の中の大学生で貯金ができている人を素直に尊敬する。きっと何かを我慢しているのだろう。

私はそんなことはできない。
推しのアクリルスタンドは絶対欲しいし、CDも欲しい。キーホルダーも欲しいし、缶バッジも欲しい。ぬいぐるみも推しが載っている雑誌だって欲しい。自引きがしたいのでランダム系のグッズだって買う。
こんなにヲタ活をしていたらリアルが充実していないのでは?と思われるかもしれない。しかし、私のイツメンは10人程いる。程というのは集まればこのくらいで、さすがにここまで多いと常に10にはならないからだ。
全員で遊ぶこともあるが、基本予定が合わないので小さいグループになって遊ぶ。そのグループの種類も色々ある。ここまで多いとグループの中にグループができるという特殊な構図になるのは至極当然だ。

誕プレが悩み。ある程度のものが必要だが、高価すぎても重みに

特に誕プレには骨が折れる。全員に渡そうとなると金額は1000円~2000円程になる。高校生の時と変わらない。
しかし、仕方ないのだ。なにせ多い。
高校生の時はイツメン4人で良かった。部活友達はお菓子程度で大丈夫。そんなに額は張らない。しかし、部活やサークル関係なく自然と仲良くなってイツメンに昇華した10という友達に、ただのお菓子じゃ面子が立たない。ある程度のものを渡さなければ。

私は大学が遠いので年間交通費に14万程使う。それにプラス教科書代。それから服代、コンタクト代、美容院代、脱毛代となるとかさむかさむ。
これだけならまだ良かったが、私はヲタ活をせずにはいられない性分。見た目に気を使いつつ、ヲタ活もするからヲタクの友達とそうでない友達がどっちもできる。ありがたいことだが、財布は逼迫するばかり。

そんな時、非ヲタの友達からあきらかに高そうな誕プレをもらった。
怖くて値段を調べると5000円。ごせんえん!?
そんな親友という訳でもないのになぜこんな破格の値段なのか、私には分からなかった。
すぐに高校の非ヲタの友達にLINEで聞いた。そしたらイツメンにはそれくらいかけるのは普通だと返ってきた。ブランドものとか化粧品となると自然にそのくらいいくという。まじか。
5000×10で5万とか無理だ。自分の価値観に合った値段の物なら良いが、高すぎるとそれは重みになる。ある種の呪縛だ。

人間の欲に際限はない。でも、お金には限界がある

できることならこんなお金に追われる生活をしたくないと思う。前澤さんみたいにお金持ちになりたい。お金があれば好きなことができる。

友情はお金で買えないというが、お金がないと友情は続かないと私は思う。
だって遊びの誘いを何回も断る友達って、お金がない以前に「私と遊びたくないのでは?」という疑心暗鬼にならないか。ある方からしたら「このくらい何でないの?」となるに決まってる。
実際に「何円しか使わないし大丈夫だよ」とか「そのくらい貸してあげるから行こうよ」と言われたことがあるから分かる。そのお金は友達にとってははした金かもしれないが、私にとっては一日の交通費だったりする。
それにお金がなくても、私は絶対に友達からお金を借りたくない。お金をよく貸して欲しいと言ってきたり、中々返してこない人をどう思うだろう。
果たして私は友達なのか都合の良い女なのか分からなくなり、友情が壊れる気がする。

自分の趣味を充実させつつ、リアルも充実させるのはお金がかかる。もっとお金があったらこのグッズ買えたのにとか、もっとお金あったら色んな人と遊べたのにとかよくある。
人間の欲に際限はない。でも、お金には限界がある。このお金を天秤にかけ、釣り合う欲望を置くのは私にとって至難の業だ。