先輩に一目惚れ。だけど彼女がいることがわかって…
高校1年生の終わりの時でした。友達が生徒会の立候補をするとのことで、友達代表でその子の名前を書道で書くのと、アピールをして欲しいと頼まれました。
私は友達と一緒に生徒会の集まりに行きました。友達の名前を書道で書いていると、1学年上の先輩から「上手だね。こいつ(その先輩の友達)の代わりに書いて欲しい」と頼まれました。
私はその先輩の友達を見た瞬間、一目惚れしてしまいました。
ドキドキが止まらず、喉がキュッとなるような、今まで味わったことのない気持ちでした。
私はそれから友達に協力してもらい、生徒会の話し合いに行くとその先輩の先の近くに座ったり、グループを組む時等は先輩と一緒にグループを組むようになりました。
友達の協力のおかげで先輩とは少しずつ仲良くなりました。
しかし、そこで発覚したのが、先輩には彼女がいたこと。私は先輩への気持ちをグッと堪えました。
先輩が別れたと知り、手作りチョコを渡して告白した
先輩の彼女は私と先輩が仲が良いという事を知り、当時流行っていたプロフというSNSに「近づくな」や「放課後教室に来い」などの嫌がらせの書き込み等をされました。私は先輩と距離を置くようになり、なるべく会わないように避けていました。
でも、学校ですれ違ったりするとどうしても嬉しくて、胸が高鳴っていました。遠くから見ているだけしか出来ませんでした。そんな時期が1年程続きました。
そんな時、先輩の友達からその先輩が彼女と別れたということを教えてもらいました。
私はこのチャンスを逃してはいけないと思い、先輩に連絡先を聞き交換してもらいました。学校ですれ違う時は挨拶をしたり、部活終わりに一緒に帰ることもありました。
高校2年生の冬。
そんな時、バレンタインデーが近づいていたので、私は手作りチョコを渡して先輩に告白しようと決めました。
バレンタインデー当日、私は先輩に連絡をし、部室の後ろに来てもらいました。私はチョコを渡して、「初めて会った時からずっと好きでした。付き合ってください」と告白をしました。
先輩には、少し考える時間が欲しいと言われました。
それから3日程経った時、先輩から放課後連絡が来て、まだ学校に残っていた私は先輩の教室に行きました。そしたら先輩が、「俺も好きだから、付き合って欲しい」と言いました。私は信じられない気持ちと、嬉しい気持ちで泣いてしまいました。
そんな私のことを見て先輩が、「こっちにおいで」と言ってくれて、近づくと私のおでこに優しくキスをしてくれました。まるで少女漫画の中にいるみたいでした。
大好きだった先輩。いまでも夢のような時間
先輩も私も電車通学で同じ方向だったので、朝も夜も一緒に通学出来る時は一緒にいました。
帰りもわざわざ私の家まで送ってくれる時もありました。
私は先輩が大好きでした。
それから先輩が卒業するまで付き合ってはいましたが、お互いのすれ違いで別れてしまいました。
しかし、私にとっては先輩と付き合っていた期間は夢のような時間でした。