オンラインのインターンシップで素敵な人と出会い、クリスマスイブの初デートを経て遠距離恋愛をスタートした。彼と付き合って、私は大きく変わった。沢山変わったところはあるけれど、その中の2つを綴っていきたいと思う。
男の人に頼ることを嫌悪していた私の変化
まず、「誰かに、ましてや男の人に頼ることはカッコ悪いことだと思っていた自分自身」が変わった。女子高校、女子大学での生活を通して、私には1つの信念が生まれていた。
それは、「男の人には頼らず、自分1人で生きていく」というもの。
「男の人は頼られると嬉しい!甘えて彼を虜にしてみては?」などといった記事を見かけては、大きくため息をついていた。頼る?甘える?それは私の理想の生き方じゃない。そんな風にしないと誰かと付き合えないのなら、1人で生きていった方がまだマシだ、と。
そんな私を、彼はいとも簡単に変えてしまった。いや、根本的には変わっていないのかもしれない。頼らずに頑張ろうとする私の気持ちを汲んでくれた上で、頼るということも大切なのだと教えてくれた。
現在、就職活動中の私たちは、互いに忙しくしている。私は、「それぞれ頑張って、終わったら目一杯楽しもう」という考えだった。彼が年上だからといって、頼るなど言語道断だと思っていた。でも彼は、「一緒に乗り越えよう」と言ってくれた。
「頼ってほしい」という表現はしなかった。きっと、頼るという表現を苦手としている私を気遣ってくれたのだろう。彼の言葉に背中を押されて、たくさん相談するようにした。すると、不思議なことにストレスが軽減されたのか、調子がいいなと感じることが増えた。誰かに、男の人に、頼るのも悪くないかもしれない……。これが私の1つ目の変化だ。
彼と恋愛して自分がよく見えた。彼と出会って変化した私が好き
そして、もう1つ。私の中にあった「男の人やカップルの普通」が変わった。「男の人は女の人に泣かれると、どうしたらいいのかわからなくて困ってしまうから、泣くのは良くない」、「将来の話をするのは重いからやめておいた方が良い」、「LINEを毎日するのは飽きられるから控えめに」。そんな恋愛の通説は巷にゴロゴロある。
私もその説を鵜呑みにして生きてきたうちの1人で、彼と付き合ってからもそういったことに気を遣って過ごしていた。嫌われないように、自分が傷つかないように、彼を不快にさせないように。
しかし、付き合って1週間もしないうちに、そんなものは必要がなかったと思わされる出来事があった。ついうっかり、将来の話を持ち出してしまったのだ。
子どもが出来たら……といった内容だったと思う。重い女認定される、そこまで強く思われてなかったらどうしよう。不安が渦巻き、「ごめんなさい。こんな話、重いよね」と謝った。すると、彼は真剣にこう返してきた。
「先のことを考えてくれているってことでしょ?それは重いとかじゃないよ」
彼のこの言葉に、ハッとした。私の中の「普通」というフィルターを通して彼を見てしまっていたけれど、彼はそうじゃない。勝手に思い込んではダメだと気付いたのだ。
恋愛をすると、自分が見えなくなるとよく聞く。実際、私もそうなのだろうと思っていた。
しかし、初めて男の人と付き合って、以前よりも自分のことがよく見えていると感じているし、何よりも自分がもっと好きになった。
きっとそれは、彼が私のことを理解しようと努めてくれて、発する言葉1つ1つに気を配ってくれているからなのだと思う。彼のそんなところを心から尊敬するし、私もそうでありたいと常に目標にしている。
私を変えてくれた彼と、これからも穏やかで幸せな日々を過ごしていきたいと思う。