深夜の自虐ネットサーフィン。次の日の朝は、きまってだるい

毎日、働きながら生きていると、めんどうくさくてなにもやる気が起きない時は、だれにでもあると思う。
私の場合は、特に夜。
連休最終日の夜は、次の日の仕事のことを考えると、とにかく憂鬱。頑張らなくちゃいけない現状や、目標から目をそむけたくなってしまう。
憂鬱な気分のまま、Instagramを開けば、きらきらした友人たち。そして、そんなときに限って結婚報告ラッシュの洗礼をうけたりする。

暗い感情のまま、結婚とか、これからの人生とか、幸せになれるのか?なんて考えだしたら止まらなくて、ネット徘徊をしまくり、挙句の果てには訳の分からない占いサイトで運命の人はいるのかなんて探す始末。いるって答えてほしいだけなのに。
気づいたら深夜2時。
「ああ、寝なきゃ……」
なんて思いながら、ようやくiPhoneの画面を暗くする。
当然、次の日の朝はだるいし、やる気がないモードから切り替えられない私は、モチベーションが低いまま。

気分が落ちた朝は、オリジナルの「シンデレラプレイリスト」を聴く

そんな気分が落ちた朝、私は自分だけのプレイリスト『シンデレラプレイリスト』を聴く。
映画『シンデレラ』のサウンドトラックが収められたプレイリストは、曇った私の心に、あたたかな魔法をかける。

私のプレイリストは、私だけのもの。
私は、シンデレラに憧れているけれど、周りの目が気になって大声で堂々と言えない。
だけど、頭の中はわたしだけのもの。だから、どのように振る舞うのかは、私が勝手に決める。

上品で、きれいなシンデレラの曲を聞くだけで、たちまち私はシンデレラになれる。
シンデレラに変身したならば、あとは簡単で、日常を彼女になりきって過ごすだけ。
シンデレラなら、気分が乗らない日はどうやって過ごすだろう?
きっと、お気に入りの紅茶を飲んで、動物たちとお話して、自分を慰めるかもしれない。

そう思ったら、私は家にある麦茶を紅茶に見立て、動物たちという名の部屋のぬいぐるみに話しかけたりなんかして、自分を慰める。
そうすると、とても不思議なのだが、だんだん思考がクリアになって今日1日を頑張って過ごしてみようか、なんて気持ちになってくる。

この他者になりきる行動を、ビジネスにおいては『モデリング』というらしい。
私の場合はモデリングなんて思っていない、ただのシンデレラごっこなのだが。

「なりたい自分」は、頭の中で考え続けることで具現化する

理想の自分は、思考が具現化してくれる。
かの有名なナポレオン・ヒルの著書でも、思考は具現化するという話があるように、私はなりたい自分は頭の中で作られると思っている。
イメージしやすいように、私は音楽をかけるけれど、イラストでも、日記でも何でもいいと思う。
ほんとうになにもやる気が出ないとき、憧れの女性ならどうやって振る舞うのかを心に描いてみてほしい。
憧れている、けど自分には無理だと思える人。
自分には真似できないという人には、自分がなりたかった願望が投影されているはず。
そこに本当に求めている自分の姿があるはず。
思い浮かべたら、一度無理だと思わず無理やりにでも、その人のように振る舞ってほしい。私みたいに。
きっと、自分のさえない気持ちや、不安を吹き飛ばしてくれるはずだから。