【今回のエッセイ】

たまたまいい人に出会えたってのもあるかもしれませんが、私は自分のことを何も知らない人だったらなんでも話せるかもしれないって思ったんです。
理由は、今回会って話すだけ話して嫌になられても、次に繋がらないだけだし、その日だけの関係で友達でもない他人だったからです。

私のことを知らない人と出会うため、マッチングアプリ始めました

中尊寺まいさん(以下まい):色んなことをヤリ尽くしてきた“ヤリマンの中のヤリマン”ことちゃんまいですが、マッチングアプリって、実は使ったことはないんですよね。もう、このご時世、ほとんどの子がやっている印象〜!

そういえば、ついこの間25歳くらいの男の子の友だち●こがマッチングアプリをキッカケにビバ!結婚♡したんですよ。 前の彼女と別れて、出会いがないからってマッチングアプリに登録して、そこから出会い、真剣にお付き合いをして、トントン拍子に……って感じだったんだって!これが噂のビビビ婚ってやつぅ!?♡

益子寺かおりさん(以下かおり):私もマッチングアプリは未体験…♡自分で登録して使ったことはないけど、周りのともだち●こ達はかなり使ってますね。流行り始めたころは物珍しくて、見せて~!って人のアプリを見ながら「このメンズいいじゃ~ん!」ってアレコレ盛り上がってたなぁ(笑)今となっては、みんな当たり前のように使ってて、ぶっとびぃ~!ネットを介した出会いって、昔よりかなり身近でポジティブなイメージに変わりましたよネ。

私の周りの同世代の子たちは、婚活や恋人探しに使ってるタイプと、割り切って肉体関係やワンナイト的な出会いに使ってるタイプで分かれるイメージ。目的に応じて賢く使ってる子が多いかなぁ~。プロフィールで顔や趣味や目的をあらかじめ知れるから、自分の条件と合う人を探しやすい所がイイみたい。

まい:割り切った関係を求めるならマッチングアプリって超便利クンだと思う!けど、結婚や真剣交際を求めてる人にとってはどうなんだろうって思いますね。どうも私の周りの同世代には不器用な人が多いのか、マッチングアプリで出会った人とのお付き合いがウォンビーロングに続いている……というのはあまり聞かないかな。初めから顔も見えて、条件もわかりやすいけど、それだけじゃ長い付き合いになりづらいっていうのも、なんかSF(すこしふしぎ)DA.YO.NE〜…

結婚したい!真剣交際をしたい!って相手に期待度をあげちゃうよりも、今誰かに会いたいなあ〜とか、出会いは多い方がいいしね!経験値いただきましたわ〜!くらいの気持ちでいないと疲弊しそうだなあって、同世代を見ていて思ったり。

かおり「自分のことを知らない人に会いたいっていう気持ち、わかる!」

かおり:そういえば、私も投稿者さんみたいに、ガラスの十代のころ「自分のことを一切知らない人に会いたい!」って思った経験、あったなぁ~!恋愛じゃなくて、共通の趣味をもった友達作りが目的だったけど。中学生の頃、ビジュアル系の追っかけをしてたんですけど、クラスで話が合う子がいなくて、学校という小さな世界から外に飛び出してみたくなったんです。パソコンも持ってなかったので、知り合う術は雑誌の「ペン・フレンド募集コーナー」!(笑)「当方●●担当」って決まり文句で、好きなバンドや趣味の紹介文と一緒に、個人の住所と名前が載ってたんですヨ!そこで趣味が合いそうな子を見つけては手紙を送り、文通してましたね。今思えば、個人情報を堂々と雑誌に載せてたってゴイスーよね!(笑)

親に隠れてナニかをする、ちょっとしたスリルも刺激的だったのかな。夜な夜なイラスト入りの手作り便せんを作っては夢中で手紙を送って、郵便受けに返事が来るのもDOKI DOKIして…♡で、意気投合したら家電(家の固定電話)を教えあって長電話したり、一緒にライブに行って仲良くなってましたね。学校では理解してもらえなかった趣味を分かち合えたことが純粋に嬉しかったし、「私、外の世界でちゃんとイチから人間関係を築けてる…!」って、ひとりの人間として少しオトナになれた気がしたなぁ。普段の自分を知らないまっさらな相手だからこそ、話せる話題もあった気がする。こういうアナログな出会い方、情緒があってロマンチックよね…♡一方、大学生にもなると「何事も経験が大事MAN!」と思って、mixiで知り合った人と男女問わず会ってみたりもしましたけどネ(笑)

まい「音楽の話以外でも会話出来るのかが不安でカフェ店員のふりをして、ねるとん(合コン)三昧!」

まい:わかる〜!ちゃんまいも、学生時代のペンフレンドと未だに連絡を取り合えていて、ベッド・インを応援してくれているっていう美しい話があります♡
あとは、自分のことを全然知らない人に会いたくて、ベッド・イン結成前には、バンドマンってことを隠して、ねるとん(合コン)三昧の日々でした!

かおり:100%…SO!かもね~♡女子だけで早めに集まって作戦会議して、まいも私も「同じカフェで働いてる仲間」っていう設定作ってネ(笑)それぞれ「アーパー担当」「不思議ちゃん担当」「クールなドS担当」ってキャラも分けて、演じ切るみたいなこともしてたなぁ~、うっけるぅ~!!

まい:バンドマンっていうと、どうしても音楽の話になっちゃうんですよ。それまでの彼氏もみんなバンドマンだったし、もしかして私って音楽を通してしか人と話しできないじゃないかって急に不安になっちゃって(笑)。音楽の話なら何時間でもできるけど、音楽という武器がなくなった瞬間、私どうなっちゃうんだろう。全く別世界の男性にもちゃんと女としてみてもらえるのだろうか!?とか。

そこで、「とにかく、ねるとん(合コン)したい!企画して!」って大きな声で言いまくっていたら、ポケベルをたくさん鳴らしていただいて…毎週ヤりまくってた時期がありますね♡(笑)。

かおり「二次会でオケカラへ。『パフォーマンス、出来過ぎてない!?』って言われたことも(笑)」

かおり:ただまあ、ウチらの悪い癖なんだけど、気づいたら体を張って場をモッコシモコモコ盛り上げようとしちゃうのよネ…(笑)二次会のオケカラではピンク・コンパニオンよろしく馬乗りになって激しく歌い、ステージのごとく踊り狂う有り様!途中からメンズ達も「ほんとにカフェ店員!?なんかパフォーマンス、出来過ぎてない!?」って、化けの皮が剥がれちゃたりして…“こんなカフェ店員は嫌だ”状態!まいっちんぐぅ~////ま、メンズ側からは毎回満足の声をもらってたけど…うふふ♡

でも、この“ねるとん”(合コン)経験のおかげで、ウチらベッド・インの「あ・うんの呼吸」が生まれましたからね!(笑)経験して無駄だったことなんて、ナニひとつ無かったわって思うな♡

まい: 20代の頃は無敵でしたね…ここでは言えない話ばかりでしたけど、狙った獲物は逃さなかったな〜♡ははは♡
まあ、そんな時期もありましたが、それ以降は「全く知らない人に会いたい!」っていうよりも、隣の席で飲んでてたらたまたま仲良くなった、くらいがちょうどいいんです。会うまでのやりとりをするのが、ちょっともう面倒くさくなっちゃってましたね(笑)

マッチングアプリや出会い系ってちょっと昔までは“事件に巻き込まれる!”みたいな悪いイメージもありましたけど、今はもっとカジュアルでいい面も沢山あるんだなあって友だち●こをみて思うようになりました。ただ、アプリに対しても、出会ったお相手に対しても、何事も距離感が大事MANだよなって思います。

かおり:この投稿者さんのお話はとっても素敵な出会いよね♡きっとマッチングアプリはリスクもあることを理解したうえで、相手を見極めて、テクニシャンに上手く使いこなせたモン勝ちなんだろうな~。友人達からは「騙された~!」みたいな失敗談も結構聞きますからね…!相手が全員いい人とは限らない。合コンしてた時のウチらみたいに、素性をチョメチョメ改ざんしてる人もいるはず…!(笑)見ず知らずの人と会うからこそ、自分の意思をしっかり持って、守るべき部分は守ることも大事MANな気がするわ。

私は今、逆にペン・フレンドが欲しくなってきちゃったな…♡出会いに求めることも手段も、人それぞれの形があってEじゃん、Gジャン、最高じゃ~ん!♡

ミニアルバム「ROCK」発射オーライ

踊れる〝ボディコン・ロック〟をコンセプトに掲げてきたベッド・インが、 より激しく、よりセクシーに、ロック要素を色濃く抽出したミニアルバムを完成させた! 作曲家の渡辺和紀氏、渡辺未来氏とふたりが共同制作して作りあげたベッド・イン史上最もハードなナンバー「We Are BEDIN“」や、 おギグでも大切に演奏してきた「SHOW ME POWER」をマンをジして音源化! ベッド・インの新たなるステージを予感させるオリジナル全5曲。

詳しくはこちら