辛かった話も笑い話になる。学生時代の思い出は、私の大切な宝物

私の忘れたくないことは今、この学生時代の思い出のひとつひとつ。現在大学生の私だけれど、これからつくる大学での思い出も、今まで作ってきた高校での思い出も忘れたくない。
私はお世辞にもきらきらとした陽キャグループにいて、高校青春をエンジョイしました!というタイプとはいえない。でも、そんな私でも、とても大事な友達がとてもたくさんできた。
これもとても大切な思い出だし、これからもこの友人たちとは思い出を作っていく。
高校での忘れたくない思い出はあまりにたくさんあって、すべてをここで語ることはできないが、高校特有のものとして私の中で強く思い出に残っているのは部活動かもしれない。
私は剣道部だったのだが、私の高校の剣道部は強かったけれど人数が少なかった。私の一つ上の代は女子の先輩がだれもおらず、廃部の危機にあった。
そこに入部した私。必死で人をかき集め、団体戦が組めるようになった。しかし男子に比べて人は少なかったし、女子だけで稽古ができるほどの人数もいなかったので、男子と同じメニューをして、男子と試合練習もしていた。
尊敬できる先輩ばかりだったし、同学年の男子もカッコよかったし、女子の仲間たちも気が合ってとてもよかった。それでも毎日きつかった。稽古が終わってからみんなで泣いたり、駅からひとり泣きながら帰ったりした。文化祭の日なんて大会直前だったから始発で学校に行き、稽古をしてから文化祭に出た。
2年生になってからは、コロナで思うように活動ができなかった。後輩には初心者が多くて指導を考えるのが大変だった。でも思い返してみるといい思い出だったなと思う。あの頃が私、一番剣道がうまかったと思う。
部活の仲間と会うと、辛かった一年の時の話が止まらない。辛かったと言いながらも笑いながら話している。一つ下の初心者で私が指導にかかわった子たちは、最後の地区大会個人戦で全員県大会出場を果たし、うれしくなった。こんなに濃い部活生活は忘れることはないだろう。
もう一つ忘れたくないことがある。それは高校の友達の存在だ。
私には中学まで、仲良しの友達というものが一人しかいなかった。しかし、高校に入ってから、とても恵まれ、たくさんの友達ができた。卒業してからも毎晩電話するくらい仲がいい。彼らに知的好奇心が刺激され続け、今の私ができたといえる。大学は違うところになってしまい、住んでいる場所は遠く離れてしまっていても、夏休みに会う予定を立てたりして繋がっている。
彼らとの繋がりが、いつか切れるときが来るのだろうか。私はそれがとても怖い。彼らとは、実は同じ高校だったけれどSNSを通じて仲良くなっただけで、もちろん現実でも遊んだり一緒に帰ったり勉強したりしていたけれど、LINEすら持っていない人もいる。とても弱いつながりのように思える。
何かの拍子に今入っているコミュニティから抜けたら……そんなことありえないけれど、時々考える。私の大切な大切な友達。忘れたくない人々。
忘れたくない思い出、忘れたくない人々。そんな風に思えるたくさんの大切なことを経験できたこの人生は私の宝物だ。きっとこれからも、この思い出たちと生きていく。そして、この大切な思い出たちに負けないくらいの素敵な思い出を作るんだ。
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