わたしは現在、3つの仕事を掛け持ちしている。
1年前までは、正社員として働いていた。
もちろん、周りの人たちからの「辞めなければ良かったのに」「正社員だったのに、もったいない」という声もあった。

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でも、掛け持ちをして色々な職場を経験したからこそ、気付いたことが沢山ある。

それは、どの職場に行っても必ず愚痴や文句の声が行き交っていること。
もちろん、人の数だけ考え方があって、合う人もいれば、合わない人もいる。
わたしは揉め事が嫌いで、不満を感じても一切、表には出さない。
良く言えば平和主義、悪く言えば八方美人だ。

やはり不満があると態度に出てしまう人や、本人に直接言ってしまう人は必ずいて、それが全て悪い事だとは思わない。
でも、どうして自分に支障をきたすわけでもないことでも気になってしまうのだろう?と、不満の声を聞く度に心の中で思ってしまう。
それらは本人に言うことなく、「愚痴」という形で終わってしまうことが、ほとんどだ。

そして、それを言う人たちは、わたしの母親世代の人たちが多い。
そう、わたしの母親も同じなのだ。

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もし、わたしが母親と同じ年齢になった時、今の彼女たちと同じように、気にならないことが気になって、不満や要望が増えてしまうのだろうか?
今は、「絶対そうならない!」と思っていても、そう思っていたことさえ忘れてしまっているのだろうか?

先の未来は分からないけれど、今わたしが伝えたいこと。
それは、「相手に想いを、言葉で届けて欲しい」ということだ。

"たった一言"で、相手への印象が大きく変わることがある。
"たった一言"で、未来が大きく変わることがある。
人生どこで何が起こるか分からないように、言葉一つで何かが変わるかもしれない。

だから、心の中で不満を抱くのでは無く、別の誰かに愚痴を言うのでは無く、自分の言葉で、想いを伝えて欲しい。
それは、すごく怖いことだけれど、相手も自分と同じ人間だから。
初めは伝わらないかもしれない。
話し合っても解決しないかもしれない。

でも、伝えるということを選んだことで、相手の心の中に潜んでいた本当の気持ちを知ることが出来るかもしれない。
相手の気持ちを知ることで、考え方や行動の癖が分かって、関係性が良くなるかもしれない。

そう考えると、ワクワクしてきませんか?
そんな風に、色々なことを楽しみに変えてみると、視野も広がって、上手くいかなかったことが上手くいくようになったりしますよ!

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たかが28年しか生きていないけれど、色々な職場を経験したわたしが、30歳を目前にして気付いた、人生の先輩方へ伝えたい言葉。

明日は、どんな日になるのだろう?
どんな人に出会えるのだろう?

残りの20代の人生を、わたしは存分に楽しむつもりだ。