自分の身体について悩んでいる人すべてに、声を大にして言いたい。

まずは自分自身が自分の身体を愛してあげて!
自分の身体は自分のものだし、何の偏見もなしに素直に自分のことを好きになってあげられるのも自分だけだし、すべてはあなた次第なのだから、あなたの好きなように努力して好きなように生きればいいのだ!

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私は自分の上半身がとても好きだ。誰かに見せびらかして回りたいぐらい好き。
きれいに筋肉がついてすらりと伸びた腕、いい感じの大きさの胸、はっきりとしたくびれ、すっきりとした首に鎖骨。自分の上半身が好きすぎて、鏡の前でいつまででもポージングしてられる。
しかし最近運動量が減り、腕がムチムチとしてくびれもあまりなくなってしまった。悔しくて、決意としてたまたまその時一緒にご飯を食べに行っていた男友達に痩せますと宣言した。すると彼は「君は嫌かもしれないけれど、僕はそのくらいむちっとしていたほうがいいな」と。
彼はフォローのつもりだったかもしれない。このくらいで目くじら立てるのも大人げないなということもわかっている。でも、つい言い返してしまった。
「別にあなたの目は気にしてないんだ。重要なのは私が私を見てどう思うかだから」
自分の身体を常に一番隅々まで見ているのは自分だ。自分の身体の変化に一番に気が付くのも自分。だから私は他の誰かの目ではなく、自分から見て自分がどう見えるかを一番に気にしたい。
あなたの一番かわいいところは、あなたが一番わかっているはず。あなたさえ分かっていればいいはず。他の人にかわいいって褒めてもらうこともうれしいけれど、その前に自分が自分のことをほめてあげることが一番大切だと思う。

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とてもかわいい人がいても、その可愛さは私が見えているところだけだ。それ以上は見えない。そのかわいい人がもっともっとかわいいを秘めていても、ある一面のかわいいしか一人の人には感じ取ることができない。
すべての人が持つそれぞれのかわいいを他の人に余すことなく伝えるなら、何人もの人に見てもらうしかない。でもそれってコスパ悪くない?自分でかわいい!って満足するぐらい自分に言ってあげられれば十分じゃない?
常にだれかの目を気にして、誰かにかわいいと言われたくて、それで頑張ってダイエットしたりかわいい服を着たりしている人も、もちろん否定はしない。それはそれでその人の生き方だと思うから。
でも私は、誰かにかわいいといわれるよりも、自分が自分自身をかわいいと言えるように努力したいし、そんな自分をたくさんかわいいと言ってあげたい。私の中で私が常に最強の位置にいたい。そのために日々、ダイエットやスキンケアをしている。

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世界に自分という存在は一つしかいない。それが一番わかっているようで一番わかっていないのって自分だと思う。
まずは一人一人がたった一人しかいない自分と向き合って、自分を肯定してあげてほしい。他者からの評価を気にする前に、自分が自分に下す評価を気にしてあげてほしい。
もちろん他者から見た自分も唯一無二の存在には変わりないけれど、他者から見た自分には限界があるんだ。この限界を乗り越えて評価できるのは自分しかいない。
その自分の声にまず耳を傾けること。さすれば愛せる自分の身体。