小さい頃から一緒だった愛犬。動物の中でも犬好きになった

昔から動物が好きだった。
元々動物に好かれやすいからか、動物の方から歩み寄ってきてくれたり。
3姉弟の長女として生まれた私は、弟が生まれてからは動物に構ってもらったりしていた。

父方の祖父母は色んな動物を飼っている人で、私が生まれる前は犬やアヒルなどが一緒に住んでいたんだとか。
私の物心ついたころから、黒いチワワが祖父母の家にいた。
某遊園地のテーマパークのキャラクターの名前のチワワは、膝の上に乗ってきて撫でられるのは好きだったが、抱っこされるのを嫌っており、子どもだった私にも容赦なく噛みついてくる狂犬だ。
普段は可愛いのに……と程よい距離間で、会うたびに撫でていたのが小学校の頃。

しかし、可愛がっていたチワワは17歳で他界。
いつもトイレをしているシートの上でうずくまって亡くなっていた。
家族のいる間に泣きたくない。
夜になり、ベットの上で静かに泣いて、次の日目がパンパンで学校に行ったのだった。
そんな訳で、私は犬が好き。
犬しか勝たん、とそれまでは思っていた。

可愛いチワワが亡くなってから1年後。
祖父母から電話がかかってきた。
「近所の子猫を保護した」
今まで犬やアヒルなどを飼っていた祖父母が猫……?
圧倒的に犬至上主義だった祖父母が猫を飼い始めたというのは、我が家に衝撃が走った瞬間だった。

我が家での犬猫戦争は3つの派閥に分かれていた。
犬が好きな父と私。
猫が好きな母。
動物全般が苦手な弟。
母の実家は動物が苦手な人間が多かったので、近くに住んでいる父方の実家が子猫を迎えた事実にウキウキだった。
一方で父と私は、周りが犬を飼っている人が多かったので、猫って触れるの……?というレベル。
とりあえず実物を見てから考えよう。
まぁ、私が犬派であることには変わりないのだから、と。

犬か猫かで分かれていた家族。私は「犬派」だと信じていた

そんな思いは打ち砕かれてしまった。
三角の耳、ピンクの鼻。
モフモフの毛並みに小さい肉球。
そして「にゃー」とか「シャー」という鳴き声。

何だこの可愛い生き物は……?
犬とは違う生き物。
けど猫は懐かずにツンデレな生き物であることは知っている。
私は自分を慕ってくれる子が好きなんだ……!
犬派と猫派の争いは今後も続くのは間違いない。
「どっちも可愛い」と言えば平和に終わるかもしれないが……。
生き物を飼っている人の多くの人が、「うちの子が一番可愛い」と周りに布教していくように。
この争いは、世界から犬と猫がいなくならない限り続くのだ。

私は、全身で表現してくれる犬が大好き。
名前を呼んだら駆け寄ってきてくれる犬が好き。
もちろん、「こいつ面倒くさい」ってジト目になりながらも駆け寄ってきてくれたり、犬でありながら猫っぽい子もいるし!
小さい子もいれば大きい子もいる。
どっちも可愛いんだ!
生まれてから10数年。
私はこの先も人生を全うするまで私は犬派。
ペットショップでも真っ先に見に行くのは犬のコーナー。
そう思っていたのに。

「ミルクをあげてみるか?」と祖父に言われて初めて子猫を抱っこする。
小さい身体でミルクをごくごく飲んでいる。
「もっとくれ」と目で訴えてくる。
そしてふみふみ……。

「あ、これはもうダメだ……」
私の辞書に「猫、可愛い」が刻み込まれた。

表は「犬派」だけど、裏では「猫派」になってしまった私

高校卒業後、仲の良かった「猫カフェに行かないか?」との誘いが。
犬派の私はやんわりと断る。
そして柴犬と触れ合えるカフェに行かないかと、しばらく経ってから誘う私。
友人からも犬派で知られている。
それが表の私。

YouTubeを開けば猫の動画。
母とこっそり猫カフェに行く。
「あんた本当に猫好きよね」という母。
これが裏の私。

しかし私と母しか知らない秘密。
猫が可愛くて可愛くて仕方ないけど。
私、猫アレルギーだったんだよなぁ……。