YouTubeやインスタでよく「オフの日の過ごし方」とか「お休みの日vlog」みたいなのを見かける。

内容をみると、綺麗なお姉さんがキラキラした休日を送っていて、ゆるゆるのスエットのままベットの上でゴロゴロしている私とはかけ離れている。
一般的に、私はあまり良い休みの過ごし方をしていないのかもしれない。

この前、同期に私の休日の話をしたらドン引きされた。
「もっと休日を有効に使いなよ……」
失敬な。もう誰にもこの完璧な私の休日の過ごし方を教えてやるものか。
そう思っていたのだが、私はこの休日の過ごし方が好きでたまらない。だから布教したい。うずうずしていた時にこの特集を目にした。これはもう運命、私の宿命なのだ。
だから今日はそんな私の休みの日の過ごし方をお伝えしようと思う。

◎          ◎

まずもう眠れないと思うまで寝る。
まずここで拒否反応を起こす人が多いらしい。
大体、私は昼の2時くらいまでは寝る。
寝溜めするのがいいことではないと知ってはいるが、この時間が無いと1週間の疲れなんて取れない。

平日は毎日まだ寝ていたいと思いながら重い腰を上げるのだ。休日くらいいいじゃないか。それに歳を取れば寝たいのに早い時間に目が覚めてしまうらしい。どうせいつかそんな風に早起きするようになるんだから、今は寝れるだけ寝ておけばいいのだ。

そしてもう寝れないなーと思うのと同時にお腹が減る。というかお腹が減って寝ていられなくなる。もう2時だからお腹が減るのも当然。お腹がなったら、顔を洗ってジャージに着替えて外に出る。

すっぴん上等。コロナでマスクが当たり前になっているのが、この時ばかりは役に立つ。
そしてここでポイント。川辺を歩く。水の音というのは人が落ち着くらしい。一説には母親のお腹の中にいた時の羊水の音に似ているからだとかなんとかあるらしいが、そんなことはどうでもよい。大きな川を見ているとなんだか心が落ち着くのだ。

◎          ◎

そしてたどり着く回転寿司。
いつも着くのが3時くらい。
この時間帯がポイントだ。
土日は回転寿司は混むから敬遠しがちだが、この時間ならほぼ貸切状態だ。

そして今の回転寿司は進んでいる。
入店から退店までほぼ店員さんと会わない。ぼっちには有難い。タッチパネルで席の札を受け取り、席につく。食べたいお寿司をこれまたタッチパネルで頼むと、すぐ頼んだお寿司が新幹線でやってくる。

最近はお寿司は回転しないらしい。これも衛生的でポイントが高い。
なによりこの時間に行くと、ほぼ貸切なのでテーブル席に通されることが多く、大きなテーブルでゆっくり寛げる。歩いてきたからお酒も呑める。スッピンでお酒片手にお寿司を食べる。これ以上最高な休日があるだろうか。

そしてどれだけ食べても3000円いかないコスパの良さも魅力。
ほろ酔いでお腹いっぱいになったら、そのまま歩いて近くの薬局やスーパーに行って買い出しをして帰宅。
帰る時も川沿いを通る。帰る頃には日が落ちかけていて、橋から川越しに街を眺めると街の灯りがキラキラと反射してとても綺麗だ。
私が住んでる町はこんなにも綺麗なんだなぁと思ったら、また明日から仕事を頑張ろうと思える。

◎          ◎

如何だっただろうか。
実にキラキラしていない私のぼっちな休日。
それでも私の心の充電は完璧だ。
是非やってみてほしい。そして私のぼっち仲間になってほしい。これが本音。