大変だ、やりたいことが多すぎる。
この頭の中で「アレもやりたい、これもやりたい、あっちも気になる、こっちも気になる」と脳内の声がうるさい。何故か分からないけど、今の私はやる気が満々である。あと2か月で年も終わるというのに……。
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2022年はじめに、私は初めてエッセイを書いて投稿を始めた。
始めて気づいたことはただ1つ。私は文章を書くのがそんなに上手じゃないという事。自惚れていた私は、文章が書ける人だと思っていた。だけどいざやってみれば回りくどく固くリズム感もいまいち。
それを感じたのは、普段あまり読まない本を、書くことをきっかけにして読むようになったから。
プロのエッセイストさんの文章は皆個性が輝いて読みやすい。同じ日本語を使っているのにどうしてこうも違うんだろう。私もこうして文章を書いて人に感動を与えられたらいいのに、と思ったのがつい最近。文章を学びたい、もっと人に読んでもらいたい、もっと人生を深めていきたい、色んな体験をしたい――といった具合で、文章を学ぶ他にすでにやりたい事がてんこ盛りである。
2022年はじめに勤めていた会社を退社した私。新しく勤め出したアパレルのお店は私の求める生き方やデザインに沿っている。だが、今までファッションのファの字も興味が無く、着られればなんでもいいではないか高い金払う奴の気がしれん!というオシャレアンチ女だった私。すぐに着こなしが出来るはずもなく。ただ着ているに留まっていた。
私と同じ服を着ているのに、どこかあか抜けているスタッフの仲間たち。何が違うんだろうと興味を持ち始めたのが、これまたつい最近。
骨格?パーソナルカラー?ヘアアレンジ?化粧?どれもこれも興味が無かったはずなのに、知りたい、勉強したい、面白そうと幼い子供の様に興味津々になってしまった。
更にオタクまではいかずともゲーマーな私。やれてないソフトが沢山あるから遊び尽くしたいし、小説を書いて投稿もしてるからそっちも書ききりたいし、新作のアクセサリーを作りたいし……!この辺りはいつもの欲求なんだけど、それに加えて勉強までしたがっているから厄介だ。
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何故こんなにやりたいんだろう、とパンクしそうな頭で考えていたら、1つ原動力のような感情を見つけた。
それが「感動」。どの欲求の先にも感動したいという思いがある。そして感動させたいという欲求もある。
だから私は勉強したい、旅に出たい、書きたい、喋りたいんだ。いつの間にか感動を非日常にせず日常の感情としてとらえていた私が、感動のまま脳内で喋りまくっていた。それに気が付いたら脳内の声は一気に静かになったけど、胸はドキドキワクワクしている。
さぁ何から手をつけようか――。虎視眈々とまた騒ぎ出そうとしている脳内の声を出来るだけ抑えながら、残りの2022年は2023年の計画を立てていこうと思う。
急がず慌てずに。やることが目的にならないように、私は感動の人生を歩むのだ。
そう肝に銘じて今から決めていこう。