寒空の下20時、渋谷へ至る青山通りを1人で帰路に着く。
6車線の青山通りには、表参道らしい店が立ち並び、ビル風を追い越せば、ネオン輝く渋谷が待っている。
私はこの通りが大好きだ。
開放的で洗練された雰囲気、都会特有の無機質さ、何より好きな人との思い出が沢山詰まっている。

ふと、インテリアショップの前で立ち止まる。
そこには閉店の張り紙。
去年、好きで堪らなかった165cmの彼と、クリスマスの際に寄った店だ。
以前は、青山通りを通る度に彼を思い出し、切なさと喪失感で号泣。苦しかった。
だけど今の私は、彼への素敵な思い出をありがとうという気持ちだけ。
店の閉店と共に、かつての恋心も幕を閉じていたことに気づいた。

青山通りをさらに進み、宮益坂を歩んで行く。
宮益坂のオムライス屋さん。
今の彼氏と初めてのお泊まりの後に一緒に行った店だ。
190cmの彼のキラキラした笑顔を思い出し、心がほんのりと温まる。

背の高い彼はいつも私を支え、勇気づけてくれる、まるでサンタクロースだ。
彼と時間を共有している有難みをかみ締め、今の彼と幸せを歩んでいくことを改めて誓う。

あぁ、今年のクリスマスが楽しみだ。
プレゼントは何にしようかな。