かがみよかがみは2022年も、女性たちの思いがこもった数多くのエッセイを掲載してきました。恋人や友人との関係、家族との向き合い方、自分らしく生きること……それぞれの作品にはさまざまな喜びや悩み、迷い、そして決意がつづられています。そんなエッセイのなかで、「キャリア」カテゴリーで最も読まれた5本を紹介します。

 <第1位>

「お金がないと幸せになれない」と働いて貯金した私が気づいたこと(風神圭)

【あらすじ】子どものころにひもじい思いをした私は、平日は正社員として働きながら、休みの日はバイト。お金はたくさんあったほうが幸せになれると思っていた。しかし、貯金ができたと満足したとき、気付いた。お金があっても、結婚できるわけじゃないんだよなと。

<第2位>

背伸びして料亭に入った私たちに、仲居はメニューを投げて鼻で笑った(吉川リサ)

【あらすじ】会社の研修で「これまでにされたことがある不快な接客」をテーマに話し合うことになった。私が話したのは、地元で友人と行った料亭での出来事。母に勧められたそのお店を訪れた私たちを出迎えた中年女性の仲居さんは、完全に私たちを見下していた。

 <第3位>

パニック障害で退社した私は、輝きたくてグラビアアイドルに転職した(麻倉華)

【あらすじ】転職して1週間で電車に乗れなくなり、クビになった。全般性不安障害・パニック障害と診断された。外に出られなくなった私は、月に1回だけ続けていたグラビアアイドルの活動用のSNSを開いた。ほかのグラドルの写真を見ていると、私も輝きたくなった。

 <第4位>

「就活」というゲームで多くの内定を手にした私は、仕事ができない(アンナ)

【あらすじ】特技を聞かれたら「就職活動」と言えるほど、たくさんの内定を勝ち取った。就活は、企業側が求める「理想の就活生像」を演じればいいゲームと思っていた。そしてある有名企業を就職先に選んだ私は、そこで「仕事ができない」という挫折を味わうことになった。

 <第5位>

無職のアラサー独身。30gの命に、ふてぶてしく生きることを教わる(はちゃのすけ)

【あらすじ】コロナで職を失い転職活動中の私は、ハムスターとささやかに生きている。無心でキャベツをかじる小さな背中を見ながら、最近よく耳にする「生産性」「存在価値」という言葉について考える。きっと彼は、社会の役に立とうなんて考えていないはずだ。

以上、2022年に「キャリア」カテゴリーで最も読まれたエッセイ5本でした。
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