アメリカに移住して、8ヶ月が経った。
私の尊敬する旦那が、間違いなく私の考え方や物事の捉え方を180度変え、「人生を生きやすくするヒント」を与えてくれた。

結婚までの長い長い遠距離期間でも薄々は感じていたが、彼が隣にいることが当たり前になった今、より一層ネガティブな私の心を前向きにしてくれるスピードを目の当たりにする。

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昔から人見知りが激しく、いつも大勢でワイワイするよりも、独りで時間を過ごすことに心地よさを感じていた私は、5年間の遠距離恋愛のなかでも上手くやりくり出来ていた。
愛する人と一緒に居ることに越したことはないが、独りきりの時間も嫌いではなかった。

彼の隣に居て私の中で一番の考え方の変化が感じられたのは、仕事に対してだ。
今までは「生活のための仕事」とか、「仕事をしてお金を稼ぐためには、何か自分の大切なもの(有限な時間)を犠牲にする」というような、ストレスフルな考え方だった。
私にとって、「仕事」=「生きるための唯一の手段」だった。
しかし私の旦那の考え方といえば、「仕事」=「娯楽(ランニングや大好きな旅行)を豊かにするための1つのツール」に過ぎなかった。
だから、私にも「働けるようになっても、無理して働かなくていいよ」と、日々口癖のように言い放つ。
「働くことに場所や時間を縛られるのなら、一緒に自由に旅行しよう!」と。

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彼は完全在宅勤務なので、平日9~17時の労働時間を守れば、場所を問わずどこでも働くことが可能で自由である。
実際に、今年の夏も「ワーケーション」を1週間ほど楽しんだ。
ビーチチェアに腰をかけて、大きなビーチアンブレラを広げて、波の音を聞きながら働く彼の姿に、「なんて自由な世界なの……」なんて、私は感銘を受けたものだ。
「飛行機の中でキャビンクルーとして接客しながら旅行がしたい」と思う反面、「飛行機に乗って乗客として世界中を旅したい」という気持ちの狭間で葛藤する私は、旦那とは正反対の地に足がつかない呑気な専業主婦だ。

「仕事して、家庭を築いてもキャリアを続ける」

日本で生まれ育って、みんなと同じように歩む「型にハマった人生」を送ってきた私にとって、大人になったら当たり前だと思っていた「社会人になったら手に職つける」という概念が、彼に出会ってから一瞬にして崩れてしまった。

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自分の心の中で「働きたい欲」が強く燃えるものの、その反面同じくらい海外での再就活に対する不安が、心を大きく不安定にさせているのが情けないほど自分でもよくわかる。
ただ、かつての私だったら、そんな時すぐネガティブになり「私には出来ない!!出来ない!!」と、自分に暗示をかけるものの、今ではすぐ側にいる旦那のおかげで、「私は、私のやりたいどんなことも、私の人生で叶えられる!!」と、どんな時も強気で居させてくれる。

Dear. My Best Friend, My True Love, Ethan♡
Thank you always for supporting me both mentally & physically!
I can’t describe my life without you, Ethan; “how wonderful it is!” since I met you 5 years ago.
As you always told me, I believe that We Can Do Anything We Want!!
And, I will never give up on anything as long as we are together forever!!
Love, Natto