みんなと同じになりたくて、自分を演じていた時期もあったけれど
かがみよかがみとTikTokのコラボ企画。今回は特別企画のため、通常募集時の1500字程度よりも短い180~500字程度のエッセイとなります。
かがみよかがみとTikTokのコラボ企画。今回は特別企画のため、通常募集時の1500字程度よりも短い180~500字程度のエッセイとなります。
ずっと、社会不適合者な自分を認めたくなかった。
みんなの中に馴染める方が圧倒的に生きやすそうだと、幼少期から感じながら生きてきた私。
みんなが楽しそうにしているとき、同じように楽しめなかったし、みんなが興味を持っていることに興味が持てなかった。
私の考えや思いを話すと、「変わってるね」「不思議だね」と言われてきた。
みんなが当たり前にできていることが、私には辛くて、逆に私ができることや頑張れることは、みんなに「よくできるね」「私には無理!」と言われる。
みんなと同じになりたくて、みんなの中に馴染める自分を演じていた時期もあったけれど、すごく疲れた。
だから、そんなことはやめた。
それでも、気づけばまた演じてしまうこともある。
演じた方が楽な場面ももちろんあるけれど、私はつい、演じることを頑張りすぎてしまう。
女優でもないのに。なんて不器用なんだ。
でもね、そんな変わり者で不器用な自分が大好きだ。
最近はそう思えるようになってきた。
そして、そんな私を大事に思ってくれる人たちのことも大好きだ。
かがみよかがみは「私は変わらない、社会を変える」をコンセプトにしたエッセイ投稿メディアです。
「私」が持つ違和感を持ち寄り、社会を変えるムーブメントをつくっていくことが目標です。
恋愛やキャリアなど個人的な経験と、Metooやジェンダーなどの社会的関心が混ざり合ったエッセイやコラム、インタビューを配信しています。