ずっと、社会不適合者な自分を認めたくなかった。
みんなの中に馴染める方が圧倒的に生きやすそうだと、幼少期から感じながら生きてきた私。
みんなが楽しそうにしているとき、同じように楽しめなかったし、みんなが興味を持っていることに興味が持てなかった。

私の考えや思いを話すと、「変わってるね」「不思議だね」と言われてきた。
みんなが当たり前にできていることが、私には辛くて、逆に私ができることや頑張れることは、みんなに「よくできるね」「私には無理!」と言われる。
みんなと同じになりたくて、みんなの中に馴染める自分を演じていた時期もあったけれど、すごく疲れた。
だから、そんなことはやめた。

それでも、気づけばまた演じてしまうこともある。
演じた方が楽な場面ももちろんあるけれど、私はつい、演じることを頑張りすぎてしまう。
女優でもないのに。なんて不器用なんだ。

でもね、そんな変わり者で不器用な自分が大好きだ。
最近はそう思えるようになってきた。
そして、そんな私を大事に思ってくれる人たちのことも大好きだ。