「いつも周りの状況や気持ちを優先できる人間」であると自分自身思っているが、旦那だけには「私のことが1番であって欲しい…」と、「私のなかの悪女」がわがままを言う。
私の旦那も他者に対して共感したり、同情したり、思慮深いところに私が惚れた。
そんな普段から誰に対しても優しい彼にさえ、「もっともっと私の事や気持ちを考えて」と、私のなかの悪女が彼を困らせる。

◎          ◎

食べたいもの・行きたいところ・やりたいこと・買いたいもの、どんな物事に対しても寛大に、懐の大きさで包んでくれる彼。
そんな彼の優しさや思い遣りにいつも甘えて、自己中心でやりたい放題の私のなかの悪女が月に一度は大暴れをする。
時々無理難題を言っては、度が行きすぎる「私のなかの悪女」に旦那も何度かブチ切れた。
翌朝になれば、私は正常の自分を取り戻すのがオチなのだが。

今までで1番、旦那を困らせた「私のなかの悪女」は、まだ遠距離恋愛をしていたころだった。
「明日には日本に着く!」という彼が私のところに向かっている道中にも関わらず、「明日からの1週間、やっぱり会いたくない…」と言い放って彼を突き放した。
約1年ぶりの久しぶりの再会だったのに、彼を歓迎するような迎え方ではなかった。
そこから音信不通になり、あまり私の記憶にもないのだが(都合良すぎる自分に今でも落胆する)連絡を無視し続け半日返事を返さなかったような。
今冷静に考えても、彼氏に対してそれはあまりにも酷すぎる態度だった。
「私のなかの悪女」が大切で大好きな彼に取る行動とは到底思えない、出来る限りの冷たい態度だったのだ。

◎          ◎

彼はその当時の事を今でもよく覚えている。
今では笑い話となって、想い出話をしてくることもあるが。
「私のなかの悪女」は、都合よくその記憶を消してしまったため、覚えていることは彼の話から点と点を繋ぐことが精一杯の償いだ。
もし私が逆の立場で、久々の再会にも関わらず歓迎されなかったり、「あなたに会いたくない」なんてパートナーに突き放されたら、すごく落ち込むし、その怒った勢いで別れてしまうかも知れない。

今の私があるのは、間違いなく隣にいる旦那のおかげなのだとつくづく思う。
そして、ここまで私の心を繋ぎ止めてくれた彼に、これからも無償の愛を捧げることを私は心に強く誓うのだ。

Dear. My Darling♡
Thank you always for caring and supporting me.
Without you, I could have lived this fulfilled life in this amazing community.
I cannot imagine any other place to live together with you.
I cannot imagine any other things to do together with you.
And, we will see our beautiful future as long as we are together.
I’m looking forward to exploring and experiencing new things together forever‼︎

With Big Love, M