もう我慢はしない。会社を辞めて、少し海外へ逃げる私の頑張り方

2023/06/10

私は、ベトナムを南から北へ縦断するバックパッカーをする。
といっても2週間くらいだけど。

異動する上司の言葉に溢れた涙。去り際に抱いた感情の名前は何？

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社会人3年目になる直前、2社目を退職した。
すなわち、1年以上同じ会社にいられたことがない。
少しは名の知れた大学を出たし、一応英語も喋れるし、人見知りはしないし、向上心は強いほうだ。
社会人に必要そうなものは持っているのに、生き抜けなかった。

私の手元に残ったのは、ボロボロの履歴書だけ。
唯一の救いは彼氏。もう働かなくてもいいから、好きなことして、元気でいてほしい、って言ってくれた。
その一言で救われた。

雇用形態にこだわるのはやめることにした。

履歴書なんてどうでもよくなった。

アルバイトでもなんでもいいから、好きなことして働ければいいやという気持ちになった。

そんな時、留学していた妹からLINEがきた。
'海外行って、スッキリしてきたら？‘
確かにな。確かにそうだ。
私は海外が好きで、英語を話している時は別人格みたいに明るくなって、楽しくなる。

文化や歴史も好きだ。
よし、海外へ行こう。
そう決めたらもう止められなくなった。
行かない理由が見つけられなくなった。
コロナで抑え込んでいた海外欲を我慢できなくなった。

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まず連絡したのがインドネシアの友達。
学生時代に入っていたアジア規模のインカレでできた友達と、シルバーウィークに日本人におすすめというバリで会おうと約束していたが、退職したから毎日がシルバーウィークというか、お盆もゴールデンウィークも関係なくフリーというか、私は基本ブロンズウィークなのでいつでも会えることになった。

彼女の宗教的なイベントの関係で5月末に会うことになり、その日に早速航空券をとった。
その時に、彼氏も、自分も一緒に行きたい(いつも私が行くところにはほぼ全てついてきてくれるような人です)と切実な様子で伝えてくれたので、ゴールデンウィークにひっかけて一緒に行くことになった。

そこで問題になるのが、どこに行くか、だ。
バリだからジャカルタと考えたが、新社会人の彼は何としてでもゴールデンウィーク中に日本に帰ってこなければならないので、就航便が多い都市かつ私が行きたい国ということで、ベトナムの南にあるホーチミンに決まった。
私はバリに5月末に行かなければならないので、2週間どこかで時間をつぶすことになった。

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時差に究極に弱い私は、一度日本に帰国するということはかなり時間の無駄なので、2週間ベトナムに滞在することにした。
私がすでにとっていた航空会社はホーチミン就航していないということで、ベトナムの北の方のハノイからでないとバリにいけないことがわかった。
だからチケットを取り直し、バリにはハノイから行くことになった。

実は私は発達障害と診断されていて、できないことや苦手なことはたくさんあるけれど、今回は思い切りの良さと行動力が今回はうまいこと働いたと思う。
大学時代はうまく使えていたんだけどね。
社会人になってからは、自分のやりたいことや気持ちをどう我慢するか、忘れるかっていうのをずっと考えてきたから、久しぶりに行動に移すのがなんだか気持ち悪い。
だけど、気持ちいい。

自分の気持ちを我慢せず素直になって、持ち前の行動力を抑えるのではなく活かして、今回のベトナム縦断を決めて、止まることなく準備を進められた。