唐揚げを食べるときは、いつも胡椒じゃなくてマヨネーズをつけて食べるのが好きだ。唐揚げとマヨネーズの組み合わせを私のなかでは、「からマヨ」と呼んでいる。からマヨは、唐揚げの塩気にマヨネーズがほどよく合っていて、箸が進む組み合わせだ。幼いころから唐揚げが好きな私が、この食べ方を思いついたのはつい最近のことである。

唐揚げに胡椒をつける組み合わせがマンネリ化しつつあったとき、マヨネーズが救世主となった。それからマヨネーズは唐揚げがメニューのときは必須アイテムとなり、今では主流の食べ方となっている。さらに唐揚げにマヨネーズをふりかける前に、レモン酢を加えると絶妙な味変を楽しむことができ、私にとって唐揚げブームの幕開けとなる。意外な組み合わせのようで、実は親しみやすいものだと知った瞬間からその沼にどっぷり浸かってしまう。

いつもの食卓を少しでも楽しくするには、味変が必要なのだろう。唐揚げだけでなく、野菜サラダでもドレッシングのレパートリーを増やしていくことで、身も心も健やかさを保てる。そう思う私にとって、からマヨは欠かせない味変なのだ。からマヨ、これからも私の「美味しい」を支えておくれ。そう頼みたいくらい、マヨネーズは唐揚げの相棒だ。