ボーナスの正しい使い方って?「全額使い切らない」だけで100点満点!
“わたし”らしい生き方をを守って楽しく生きていくために、やさしいお金の専門家、横川楓さんが「知ってよかった!」となるお金の話をしていく本連載。新年度、さらにパワーアップし「“わたし”を守っていくぞのお金塾2」として開塾します!
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夏!といえばいろいろな楽しみがありますが、お金の面で楽しみなことといえば夏のボーナス。すでにもらったという人もいれば、これからもらうという人もいますよね。
普段のお給料とは別に、ちょっと大きな金額がもらえるので、いつもと違ったお金の使い方をしようとウキウキしている人も多いはず。今回はそんなボーナスとの上手な付き合い方について、お話ししていきたいと思います。
まずはボーナスの仕組みから。ボーナスを支給するかどうかや、金額、どのタイミングで支給するかどうかは、会社が決めます。
月給でお給料をもらっている人であれば、ボーナスは月給の数か月分と決められている会社が多いのではないでしょうか。
また、会社の業績が良ければ金額が増えたり、夏・冬と決められたタイミング以外にもボーナスがでたりするということもあり得ます。そういった業績連動型の場合は業績が悪いときは、前回より少なくなるという場合も。
一方で、1年間にもらうお給料が決まっており、それを12で割った数が毎月支給される年俸制の人は、1年分の金額にボーナスが含まれているので、ボーナスという形でもらうわけではありません。
さらに、組合がある会社の場合は組合が会社と交渉をし、ボーナスの金額が変わることもあります。
このように、ボーナスは会社によってかなり異なります。就職、転職の際にはしっかりチェックすべきポイントでもあります。また、ボーナスからも所得税や社会保険料が引かれます。なので、額面金額と手元に入ってくる金額は変わってきます。ちなみにボーナスから社会保険料が引かれるようになったのは2003年からになります。
いつものお給料とは別にお金がもらえる機会となると、奮発して何かを買ったり、中にはクレジットカードのボーナス払いも使ったりしているという人もいるかもしれません。
ですが、ボーナスを全部自由に使いきってしまうのは、とってももったいのないこと。
毎月のお給料で完璧に貯金をできているならいいのですが、普段はなかなかお金が貯められなくて……という人には、少しでも貯金額を増やせるチャンスがボーナスです。毎月の収入じゃ月10万円の貯金をするのはハードルが高いかもしれないですが、ボーナスならできるかもという人もいるはず。
貯金というとすごく先の将来のためだけのことに感じてしまうかもしれませんが、少しずつでもきちんと貯められていたら、ボーナスを待たずとも好きなものを買うことができたり、ふらっと旅行に行ったりなんてこともできるかもしれません。
一番いいのは、元からボーナスのこれくらいは貯金しておこう!と計画を立てること。ポイントは全額使い切るのではなく、好きに使う分と、貯金する分とをきちんと計画を立てるのです。たとえちょっと高いものを買ったとしても、ボーナスの全額をきっちり使い切るわけではないですよね。そしてその貯金に回す分を引いた金額は自由に使い、さらに残った分を貯金に回せたら100点満点です!
もちろんせっかくの機会ですから、ボーナスで普段買えないようなものを買ったり、旅行のお金に充てたり、ある程度大きなお金の使い方をするのもOKです。無計画に使うのではなく、貯金もしよう!と最初から意識しておくことが何よりも大切です。
たくさんお金がもらえて嬉しい~!!!という気持ちも持ちつつ、ちょっと真面目に考えてみるというのもぜひ頭の片隅に覚えておいてくださいね!
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