最近大きな話題となったのが、アメリカのトランプ大統領の関税政策。その影響で、投資商品がかなり暴落し、大波乱となりました。
みなさんの中にも、新NISAから投資を始めて、今回の影響を受けて資産がマイナスになってしまい、ショックを受けたという人もいるのではないでしょうか。お金が減ってる~と思うと、悲しいですよね。
そんな大暴落のとき、どう向き合っていけばいいのか、今回はお話していきます。

前提として、投資の基本は放置!

新NISAから投資をはじめられた方は、つみたて投資枠で毎月投資信託を購入されている人も多いはず。
つみたて投資枠での投資は、長期投資が基本です。長期投資をするということは、頻繁に持っている投資商品の売買をしないということ。
コツコツ長く投資商品を持っていく中で、少しずつ買い足し、資産を増やしていくのが積立投資だからです。
株式投資をしていて短期間の値動きで利益を出したいなら別ですが、積立投資をしているのであれば、基本は持っている銘柄は放置をするのがいいと言われています。
なのでこういった大暴落のときも基本は放置!!と思っておくことが大切です。

投資商品の価格が下がっているときは「多く買えている」

積立投資のメリットを改めて考えていきましょう。積立投資はドルコスト平均法という仕組みになっています。

簡単にいえば、たとえば1月にまとめて5万円分買うよりも、1月から5カ月かけて1万円ずつその投資商品を買った方が、高いときには少なく、安いときには多くその投資商品を購入することができるので、平均すると結果的に購入価格を抑えられるというもの。
一気に5万円分買うと、1月に買ったときの価格がもしも高値のタイミングでそれ以降下がってしまったとしたら、その分損をしてしまうことになります。

でも、毎月同じ金額積み立てていく方法なら、そういった心配はなくなるのです。
そういう意味でも、投資商品の価格が下がっているときは、その分多く買えているタイミングなんだ!と考えてみるといいでしょう。

絶対に損をしない投資商品はないということを改めて認識しておく

きっと新NISAで投資をしている人の中では、投資信託の銘柄でいわゆるS&P500やオルカンなどを買っていたけど、今回の暴落のタイミングで、マイナスになってしまった…という人もいるのではないでしょうか。
投資商品の価格は日々値動きがあり、未来になにが起こるかはだれもわかりません。
調子がいいと言われていても、今回のようにマイナスになってしまうこともあるんです。そのたびに落ち込まないようにするマインドを持っておくことも大切。

一つの商品だけではなく、不動産、金などに分散させることも大事

また、値動きの違う商品を持っておくことも大事です。投資の格言で卵はひとつのかごに盛るなという格言がありますが、一つの投資商品だけを持っていると、その一つがマイナスになってしまったら自分の投資資産が全部マイナスになってしまうことになりますが、たとえばアメリカ、日本、不動産、金などいろいろな投資商品を持っておくことで、1個は下がっても他の投資商品はプラスのままという状態にもすることができます。
分散投資が大事なのは、そういう理由からです。

持っている資産がまだマイナスのままですごいショック…という方もいるかもしれません。ですが、マイナスになってしまったからというだけで手放すという考えもNG。持っている商品が長期で投資をしていくものであれば、マイナスなっているタイミングもいったんは耐えることも必要です。