私の夢は何度かこのエッセイで書き残している。
幼い頃は子供が好きで子供と接する仕事をしたいと思ってたし、勉強を頑張って法学系に携わりたいなど、数々の夢を描いてきた私。
でも、大きくなっていくうちに自分の夢と現実を照らし合わせていくうちに「違う」と思うようになった。

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夢を持つことは、自分の人格を作り上げていく手段だと私は思う。
もしかしたら保育士になりたい夢を突き進めていたら、関わる人も変わって人間関係の築き上げ方も違っていたと思う。

もしかしたら法学系の仕事につく夢を突き進めていたら、趣味もなかったのかもしれない。
関わるものが変わるだけで、自分の考えや人間関係なども大きく変化する可能性がある。
それだけ夢の影響は大きいと私は思う。

幾つになっても夢を持っていきたい。
だけど、時に夢を諦めてしまうこともある。
諦めても目標を持つことってなかなか難しいし、大人になってから仕事として夢を叶えられる難しさには時に苦しい思いもした。

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それでも叶えたいと思う夢が私にはある。

今は業界を変えてまで、そして職種も雑務のような仕事で苦しくて悲しくなる気持ちにもなった。

仕事内容にも給料にも何もかも、周りと比べてダメな自分に落ち込んだ。
「少しも夢に近づいていないのではないか」
「夢なんて叶うことなんてできないのではないか」
「私の考え方は浅はかなのか」
たくさん自分を責めて自分を追い詰めてしまった。

這いあがろうとしてもまたミスを犯すのが怖い。
そう思った時に、ふと過去の自分を思い出した。

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夢を叶えるために、大学生の頃に国家試験を受けて1回目は全て不合格で真面目に勉強していない自分のやり方に当時も自分を責めて苦しんだ。その時は、少しでも夢に近づけられるようにやらねばという思いで翌年は勉強方法を変えて合格した。

その時も一度は転んで気持ちが一気に落ち込んでも這い上がってこれたのは夢を諦めない自分がいたから。

そこで努力の仕方が間違っていることに気づいた。感情と事実を切り離して、どうしたらできるのかを考えて行動するかで見えてくることは違う。

そう気づいてから前向きに、今の仕事をしながら夢に近づけるためにはどうしたらいいのか考えて行動するようになった。
今でもたまに落ち込むことはある。だけど、前よりは一歩一歩と踏み歩いていると実感している。

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今の仕事を受け入れて生きていくしかないと思う人もいる。
だけど、私は夢があるからこそ今の仕事を通して夢に向かってどうしたら形にして仕事として叶えられるかどうか考えて行動していこうと思っている。
叶えたい!という思いを諦め続けないこととは時にモチベーションが落ちてしまうことだってある。

そんな時は無理はしないで自分を癒すことを考えることを意識していきたい。
焦って叶えて思うようにいかなくて、せっかくの夢を台無しにしても嫌いにはなりたくない。
自分の人生だから、自分がやりたいと思ったことだから最後までその先まで責任持って叶えるための時間だと思って、焦らず慌てずと今できることを着々と進められるように、少しずつ前に進んでいきたい。