私が挑戦してみたい髪型は、金髪とショートである。

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髪型はなかなか冒険しない私。仕事柄派手な髪色にはできず、しようとも思わなかったので挑戦してこなかった。周りからの反応も、好奇の目で見られるのが嫌で、波風立てない髪色でいるのが精一杯だと思っていた。だから私はずっと黒からブラウンの間で染めながらここまできた。

しかし、心のなかに野望はある。いつかは、一生のうちいずれは、やってみてもいいのではないか、と思うのが金髪だ。当然、ブリーチもしたことがない。髪が傷みそう、そこまでハイトーンにすることなく染まる範囲で染まれば良い、そう思ってきた。

髪型についても、大幅に変えようと思ったことはあまりない。普段髪を結んでいることが多く、仕事では結んでいないと落ち着かない。頻繁に髪を触ってしまうとそれだけで仕事に集中できなくなる。それが故に、髪型はいつもセミロングからロングまでを行ったり来たり。

髪が伸びればセミロングまでカットし、長さを調節して時間が経てばロングに伸びている。そろそろ限界だな、というタイミングで長さをもとの長さに戻す。

セミロング以上短くしないのは、髪が結べなくなるからである。髪の量も多い私は、結んでいないと髪が広がることも影響している。広がって、耳にかけたくてもかけきれなかった髪が落ちてくるのが許せないのだ。過去にショートにしたこともあったけれど、伸びるのは一瞬。あっという間にセミロングになっていた。

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金髪もショートヘアも、キープをするのが大変だ。黒髪に金髪では、すぐにリタッチをしなければいけない。ショートヘアも、1~2週間ほどでサロンへ行き、長さを整える必要がある。お金も時間もかかるので、できるだけ安く済ませたいと思っている私にとってはなかなかハードルの高い髪型なのだ。

それに、長年ロングヘアでいたことでロングヘアがしっくり来ている自分がいる。ショートヘアにしてしまうと元には戻せないため、後悔してしまうのではないか、とあることやないことを想像してしまうのだ。

タラレバなんて、99%起こらないと思っていいのだけれど、こればかりはどうしても踏ん切りがつかない。一度踏み切ってしまえば、いろんな選択肢ができるかもしれないな、と思いながらいつも尻込みしている。

どうせ髪型を変えるなら、必要だから変えるという条件が欲しい。生活をしていてわざわざ金髪にする必要も、ショートヘアにする必要もない。けれど変えるなら、どうしてもその髪型にしなければいけないという強制力がないとできないだろうと思う。

仕事を続けていく限り、金髪にする機会はない。仕事をやめるか、環境を変えるか、自分できっかけを作らないと機会はやってこないのは確実だ。それでも自分の一歩を踏み出すために、なにかきっかけを探しているのだから、もしかすると意志はとても弱いものかもしれない。

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経験のひとつとしてやっておきたいことである、金髪とショートヘア。想像するだけで似合わないことが目に見えているのだけれど、一瞬だけならチャレンジしてもいいかな、と思う。

普通、大学生のときにしておくべきブリーチと金髪。まわりでも何人かやっている人はいた。しかし、当時は自分には一生なくても良い経験で、一生ブリーチなんかしないと思っていた。こっちのほうが意志の強さは格段にあったと言える。

今でも、髪を染めるときはブリーチをしないでできる限り染まればOK、という自分だけのルールが存在している。一度ハイトーンにすると、髪色も鮮やかになるのだろうか。自分の髪にどのような変化をもたらしてくれるのか、気になっている。

髪型を変えたら、どのような自分に出会えるのだろうか。見方や捉え方、新しい自分を発見できるだろうか。そして、髪色や髪型を変えるチャンスはやってくるのだろうか。ずっと変わらないのだろうな、と思いながらも、実はどこかで変わるチャンスを期待している自分がいる。出会うなら、早く変わった自分に出会ってみたいものだ。