夢がないと悩むあなたへ。夢がある人を羨ましく思うあなたへ。
僭越ながら、23歳の私から夢の見つけ方をアドバイスしたい。
そのために、私が経験した夢の見つけ方を一緒に振り返ってほしい。
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当時高校生だった私は、何も疑問なく敷かれたレールの上を歩いていた。親の言っていた、小学校・中学校・高校・大学までをストレートで進み、企業に就職するのが「普通」であり、その道を行くのもまた「普通」だと思っていた。
だから、大学受験も当たり前にいいところに行くつもりで勉強。結果、そこそこの大学に受かり、そこそこの青春を楽しみながらそこそこの大学生活を送っていた。
でも、就職する「普通」だけは、どうしても納得できなかった。
毎日疲れた顔で通勤するサラリーマン。会社の愚痴で盛り上がる若手社員。私は会社に対して、就職に対して辛いものだという固定観念ができあがっていった。働くということをしたくなかった。
大学3年生になり、周りは就活を始める。わたしも「普通」に合わせるべく、就活を始めた。なにもしたいことなんてない。働きたい理由なんてなかったのに。
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結果、鬱になった。「重度の鬱ですね」と、精神科の先生に言われたのははっきりと覚えている。
就活が困難になった私は、ただただ寝ていた。なにもしたくなかった。周りが就活をすすめるなか、生きるので精一杯だった。
生きることすら、諦めかけた。
でも、そういうときに光は見える。
働きたくなさ過ぎた私は、どうやったら働かなくてすむのか考えた。働いている人の大多数は、お金を稼ぐため。つまり、お金を持っていれば働かなくてすむ。
お金を働かなくてすむほど持とう。
働かないために、働こう。
私の働く理由がわかった。
そうとなれば、大学生のうちに、少しでも稼ぐ基礎を作らなければいけない。本気で「お金を稼ぐ方法」について調べた。怪しいサイトや情報もたくさんある。私には無理だと思う情報も多かった。そんななかであるものを見つけた。
「書く」ことだった。
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もともと国語の授業は嫌いではなかった私。読書感想文も苦ではなかったし、中学の演劇部では台本を書いて大会に出場したこともあった。
これだ。
夢が、見つかった。
あれから2年以上が経過した。いままでなにをやっても3日坊主すらならなかった私が、書くことだけは続けている。
もちろんやめたいときもある。やる気がないときもある。
でも、夢があるというのは楽しい。とても楽しい。人生が透き通る。
働くのが楽しくないと言いたいわけではない。ただ、私には向いていなさすぎた。
それでも人生を諦める必要はないんだと知ったら、楽になった。
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夢がないと嘆く気持ちはほんとうにわかる。働きたくない気持ち、やりたいことがない気持ちもほんとうにわかる。
そんな人こそやってほしいのは、やりたいことをやることだ。
矛盾したことを言っていると思うかもしれないが、やりたいことがないという人は、「やりたいことがない」というやりたいことがあるのだ。
そのために出来ることは?何もしなくても生きていける方法は?
それを探してほしい。
探すことだけは、必死ですること。本気で取り組んだことがないと思えるほど、本気ですることだ。
探し終わった後は、あなたの人生はどう変わるだろうか?
楽しみにして、探すのも有効かもしれない。