おつまみを用意。今日はソーセージにポテチにチーズ。
冷凍庫からキンキンに冷えたグラスを用意。そして主役のビール様の登場。
そこから私の夜更かしは始まる。

さて、インライのアーカイブ見るかなあ。頬が緩む。私が最近ライブに行ってびっくりするくらいハマったアイドルの推しが、昨日の夜ゲリラで始めたインライを盛大に見逃したので、このアーカイブ機能にばり助かっている私である。
推しを見ながら飲むビールは美味い。なんなら静かな夜、たった1人で推しを愛でながら飲むビールは美味い。つまみなんかすぐになくなる。深夜1時にウーバーイーツでからあげクン20個入りと、ハイボールをポチってしまう。

浪費と太るぞという囁きから生まれそうな罪悪感は、いやだって推しのためだしという訳の分からない意見で論破する。

最近結構ビールとハイボールの消費量がえぐいなと自分でも思ってるし、毎日のように夜更かししている気がする。ストレス……なのかしら。

まあでもストレスだった場合?推しに?癒してもらうのは?当然のことで?という半ギレ精神も手に入れた。歳を取るということはこういうことなのかも知れない……辛い……。

◎          ◎

私は基本的に夜更かしするときお酒がセットになることが多い。やっぱり口寂しさなのか、もう頭を回らせたくないから酔わせるためのお酒とも言えるし、やっぱり夜のお供として手放せない。
推しのインライを見たり、YouTubeやライブ映像みて夜更かしたりしてると、すごく幸せな気分になるのはいいことだが、じわじわと朝日が見え始め、明日が来るという時間になると、絶望感がやばいというデメリットがある。

アイドルってやっぱりゆめうつつというか、幻というか、そんな存在に感じてくるんだよな。

今に始まったことではないが、私のような昼夜逆転生活をしていると、昼の自分の生気がなさすぎて、夜更かししてる自分の方が主軸のように感じられる日もある。

夜を駆けるじゃないけど、そんな感じがする。

推し活以外の夜更かしコースもいくつかあって、友人と通話しながら他愛もない話を何時間もして、最終的に本当しょうもない話に行き着いて爆笑したり。はたまた、映画やアニメを観ながら大号泣したり。この2つにはお酒ももちろんセットでついてくる。

やっぱりこういう夜更かしは自分の中で上位に好きな時間だなあと思う。

◎          ◎

でもそんな私にも珍しく健康的な夜更かしもある。深夜の散歩だ。お母さんには危ないから気をつけてねと不安そうな顔をされるが、意外と夜、ウォーキングしている人たちはいる。私はそんな健康ガチ勢ではないので、音楽を聴きながらボケーっと散歩するのが結構好きだ。秋になり始めると、夜の散歩は本当に心地よい。なんなら少し肌寒いくらいになる。

誰もいないような静かな住宅街を1人歩くのはなんだか寂しさも纏っていて好きだったりする。

せっかく健康的な夜更かしって言ったのに思い出したのが、そういえば秋になると公園のベンチで1人静かに月を見ながらビール飲んでたなあと。しかも大学生の頃からそういうことしてて、会社帰りのサラリーマンか!みたいなことを友達に突っ込まれた記憶がある。

結構エモい気分になるんだよなあ。ってのを覚えている。家でお酒を夜更かしで飲むのと、外で飲むのどっちも好きだけど、なんか外気に触れながら飲むお酒は結構好きだ。家のベランダとか庭で飲むのも好きだし、空を見上げていると、心が綺麗になると言うか、少しばかりデトックスされているような気になったりならなかったりする。

私にとっての夜更かしは生活における自分にとっての楽しみの大部分を占めてるなあと気づいた。でもこれから冬にかけてどんどん日照時間が短くなるわけだから、太陽が苦手なヴァンパイアにならないように、夜更かしもほどほどに。