クロノタイプ診断によると、私はオオカミ型である。いわゆる夜型人間。夕方から夜にかけてパフォーマンスが上がるらしい。

中学生の頃、迫るテストのために夜遅くに勉強している私に、母が「朝早く起きてやったほうが集中できると思うけど」と言った。そこでいつもより目覚ましを早く仕掛けて起きてみたところ、眠気と脱力感で勉強どころではない。言わずもがな二度寝してテストは散々だった。しかし、現在高校生の弟はその方法で学年3位を維持しているという。同じ血が流れているとは思えない。

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ちなみに、これを書いているただいまの時刻は17:42。過去のエッセイのどれもが恐らく夜か夜に近い午後に書かれている。顕著に夜型の特性が表れている。

そんな私はベッドに入ってからが長い。就寝時間は23時から24時、しかしベッドに入るのは21時頃。そこからどうでもいいことをうだうだと考えている。

最近、インスタを作った会社がThreadsという旧Twitterのようなアプリをリリースした。私はそれをメモ替わりに、自分の思考を書き残している。そのうちの何個かを抜粋してみる。

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『本当に最初アダムとイブしかいなかったのなら世界中のみーーーんなと血が繋がってるってことになるけど、平野紫耀は私の何親等にあたるんだろう』

『20年ちょっと地球人やってますけど、土日と月火がまったく同じ総48時間だって未だに信じられないんですよね、、、』

『頭から生えているというだけで重宝される髪の毛。肢体から生えているというだけでムダ毛と貶されるムダ毛。それなのに一番言うことをきかない髪の毛(寝癖やらくせっ毛やら湿気やら)。わがままにも程がある。お前もワキから生えてくれば忽ち刈られる存在なのに』

こんなどうでもいいことをつらつらと。その大体は寝る前のベッドの中で書いている。

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夜は思考が止まらない。脳を血が巡る感覚。形而上学の何たるや、人生の成功法など、答えの出ない物事をずっと考えている。最近はハマっている呪術廻戦の五条悟のセリフの意味を解析しようとしてしまう。術式反転と術式順転、無下限呪術を現実で言うと何にあたるか等。昼は考える隙も無いというのに、思考が夜行性だといつの間にか寝るタイミングを失う。結果、ネクロフォビアにも襲われて自滅することも多々。

思えば、夜はいつの間にか眠っているということがない。そろそろ寝なければ明日の仕事に支障を来す、と自分を叱咤して無理やり目を閉じなければ寝られない。昼寝の方が睡眠の質は良いように思う。つい先日、とうとう寝られないまま夜を明かしてしまったが、そのときも椎名林檎を夜通し聴いていた。

夜更かししたところで生産性は無いし、特に理由も無い。社会は日中型、故に勤務時間8・9時から17・18時までの会社が一般企業の大多数を占めている。大して頭の使わないマニュアル作業でないと、夜型は社会に溶け込めない。脳が活性化し、考えが止まらずに寝坊、なんてダふサいことは何としても引き起こしたくないものである。