私がずっと待っているのは、かつての私です。

どこへ行ってしまったのでしょう。年々私らしさがなくなってしまっています。

七夕にキャビンアテンダントになりたいって書けたり、海外留学に強くて偏差値も高いこの大学に行きたいって宣言して有言実行したり、独学ではあるけれど英語を勉強して日本と海外を繋ぐ仕事をしたいと思っていた私はどこへ行ってしまったのでしょうか。

今の私は、毎日を生きているだけで精一杯なのです。

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17歳の時、大学受験で過度に自分にプレッシャーをかけてしまって摂食障害と不眠症を患い、カウンセリング通いがないと生活が成り立たなくなって一度私は完全に壊れてしまっていたと思います。

彼氏ができたり、友達に恵まれたりして少しは修理できていたものの、粉々になっていた私はもろくて壊れやすい状態になってしまっていました。

ちょっとした疲れや嫌なことでまた壊れてしまって、彼氏やお出かけで少し直って、そしてまた壊れるという生活を繰り返していました。

壊れたまま就活生になり、将来への希望を失ったまま就活しました。しかし、思っていたことが顔に出る私は嘘を並べていることがきっと面接官にバレたのでしょう。上手くいかずに内定をもらえませんでした。

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壊れる前の私がまるで取扱説明書のように浮かび上がってきて、たまにあの時の気持ちを思い出すこともたまにありました。けれど、このままじゃいけない、もっと頑張ろうと思えば思うほど、壊れて原型をとどめていない私には無意味どころか自分で自分を殴ってさらに粉々にしているようでした。

おまけに、修理を繰り返していた私はすり減ってしまってもう修復できないくらいにまで落ち込み、22歳で希死念慮を抱くようになってしまいました。

もちろん、心療内科には通っていました。少しは良くなるものの、彼氏との別れや就活に薬の力は敵いません。

通院も私にとってはただの延命治療になってしまいました。そして、通うのをやめてしまいました。

その後色々あってなんとか内定をもらい、自分を繋ぎ合わせて、ヒビは入っているもののかつての私のように、前向きでエネルギッシュな私に戻ることができました。

しかしその内定先は私にとっては大凶でした。

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彼氏のおかげでヒビ割れに接着剤をつけてもらってその場しのぎはしてきましたが、一年経つ前にまた壊れてしまいました。

そして今回は壊れただけではなく、あちこちに飛び散ってしまい、どこにどのパーツがあるのかすらわからなくなってしまいました。

私は、やりたいことはなくなってしまいましたし、これまでの私のことを思い出す術もなくなってしまいました。

今の私はただ生きているだけです。

よく、生きているだけでえらいとか、ご飯食べただけでえらいとか言います。

けれど、えらいと思える感情や心もどこかにいってしまいました。

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26歳の私は4年間希死念慮を抱きながら生きてきました。

けれど、もう少し生きたいと思っています。理由は分かりません。

結婚式も控えてます。年末年始は大好きな親戚たちとごちそうを食べる予定です。髪色もいい感じです。

どうせ生きるなら、楽しく、前向きに生きたいです。

あの時の私はどこに行ってしまったんだろう。

いつか戻って来てください。待ってます。