2024年は、幸せになる。
これが新年を前にして思うことである。

まず、去年の今頃に書いていた、「2023 私の宣言」の内容を遂行できなかったことを反省する。
今年は書くことを怠ってしまった。
書くことの勉強も、特にできていない。
書くことを仕事にしたい人間の日々ではなかった。
2024年こそ、少しでも書いていく。
止まらずに前に進む。
これを1つ目の宣言とする。

◎          ◎

今年は新たな出会いがあった。
久しぶりに出向いたお笑いライブで、最高におもしろい漫才師を見つけてしまった。
「彼らは大きな存在になるぞ」
今のうちに追っておかなくては、という熱い感情が身体中に走った。
今年の2月の出来事である。
そう、推し事に夢中になっていて、自分のやるべき事を後回しにしてしまっていたのだ。

大きな存在になるという予感は、大方合っていた。
5月にあるお笑いの大会の決勝に残ったのだ。
結果は惜しいところで負けてしまった訳だが、それでも決勝に残るということはすごい。
そして、そんな素晴らしい漫才師を追っている最中、別の芸人さんにも出会ってしまう。
好きなバンドの出るフェスへ行ったり、ツアーに出向いたり。
こうやって好きの連鎖が起こり、推し事に勤しんでいた2023年。
来年は自分のことにも、ちゃんと目を向けようと思う。

◎          ◎

というのも、諸事情あって今年いっぱいで今の職場を離れる。
幸いなことに、1月からの職場は見つかっている。
だがしかし、いきなり決まったことだったので、まだ心の準備が間に合っていない。
新しい環境に慣れるまで時間がかかるタイプの私は、不安が人よりも大きい。
職場の雰囲気や人間関係は良さそうだし、仕事内容も私に向いているので、そこまで不安に思うこともないのだが。

推し事ばかりで散財もしてしまったし、新天地での再スタートとなるので気持ちも切り替えねば。
推しも推しつつ、自分の方に少し多くの分銅をせて生きる。
これを2つ目の宣言とする。

そして、冒頭に書いた「幸せになる」である。
大それた事とも、平べったい事ともとれる。
私は最近まで、「自分は幸せになってはいけない人間だ」と思いながら生きてきた。
理由は色々ある。
過去に書いてきたエッセイに理由が載っている。
誰かに言われた訳ではない。
自分で自分に言い聞かせてきた。
でも、もうそろそろ、いや一旦、背負ってる十字架を下ろしてみてもいいのではないか。
愛されたい、と思うようになってきた。

◎          ◎

何かきっかけがあった訳ではないが、愛されたい。
インナーチャイルドとか、アダルトチルドレンとか、つまり自分の中にいるもう1人の自分が訴えかけてくる。
2024年は30歳になる年だ。
だからなんだ、という話でもある。
幸せになるということは、過去に囚われずに前を向くということ。
自分と向かい合わせになって、自分をもっとよく見るということ。

に目を向けて、自分を見ることを避けてきた。
自分を知り、自分を許し、幸せになる為の準備をする。
これを3つ目の宣言とする。

とにもかくにも、来年こそはやるべき事を後回しにせずにやっていく。
せっかく久しぶりにできた夢。
叶うかどうかではなく、まずは産み出していかなくては。
推しの存在に支えられながら、生きていかなくては。
「有言実行」を4つ目の宣言として、このエッセイを締める。