二〇二四年の私の目標。それは、「考える前に、とりあえず行動をする」ということだ。
先日部屋の片づけをしていると、コロナ禍に何もできず、悶々としていた日々に書いていた日記帳が出てきた。
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そこに記されていた文字。それは、「羨ましいなら自分がやれ」と一言力強く書きなぐられていた。羨ましいと思っていた対象は、主に自分のことを発信している人たちに対してだった。SNSに繰り広げられるみんなの人生のハイライトを上から下にスクロールして終わる日々が、私は嫌だった。というよりも、それを見て結局何も進歩していない自分自身と散らかった部屋を見渡す時の虚無感が寂しかった。
結局今日も私は何も生み出せなかったと落胆する生産性のない日々がととても嫌だったのだ。
なぜ、私はこんなにも羨ましがってばかりで自分自身で何かを始めようと思えなかったのか、一度考えてみることにした。
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それは、いつもベッドの中で答えを出してしまう負の思考がすべての原因だった。「ただ存在しているだけ」といったように布団に包まって何もしないあの日々も、頭の中で「でもこんな風になってしまったら、結局何もしないほうがマシじゃん」と失敗を恐れていたからだと気が付いた。
そんなとき、本である言葉が目に飛び込んできた。それは、「朝はロケット発射をするように飛び起きる」という話だった。
ロケット発射。何もかもを考える前に、とりあえず布団からビューンと飛び出て、朝の扉を開けて外の世界に出る。失敗も成功も、そのあとについてくる。そんな前向きな言葉に、私は何度救われたのか分からないほど、励まされた 。
その言葉を意識し始めてから、私は頭の中で答えを出す前に行動をしようと決めた。小さなことからコツコツと、毎日積み重ねていけばいいと気が付いたのも、最近のことだ。
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ある日、会社の人と将来の展望について語り合っていた時に言われた言葉。それは、「で、ももりんさんはどうしたいんですか?」という純粋な疑問からの言葉だった。その急な問いかけに、私は「あの、えっとあの・・」とただ言葉を詰まらせることしかできなかった。
あんなことをやってみたい、こうなりたい。いろいろ将来の野望はあった。けど、でもとりあえずはこの会社で、のらりくらりとお金を稼ぎ、なんとなく生活していけたらそれでいいや・・と考えていたからだ。
どうなりたいのかではなく、どうしていくのか。果たしてそこまで考えたことはあったのか自分自身に問いかけた。私はまだ何もやっていない。頭の中で答えを出し続けるのではなく、とりあえずやってみようと心に決めた。
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今年にできた新たな目標。それは、自分の店を持つということだ。そこで、大好きな雑貨屋ハンドメイド作品を売るのだ。編み物が好きだから、編み物カフェとか、いろいろな人同士が交流できる場所を作りたいというのが今の私の夢だ。
現在はその夢とは正反対な保育士という仕事をしている。子供も好きだけれど、私はやっぱり自分で何かを発信するほうが向いているのではないかとつくづく思う。
今の職も、将来の何かに必ず生きていくと信じて、できるとこまで働きたい。そして、二〇二四年はもっと自分について発信して認知してもらいえるように、小さなことからコツコツと継続していきたい。